しーさるの鉄日記

京成・北総ダイヤ改正


京成電鉄と北総鉄道は11/19にダイヤ改正を行うことを発表した。また、都営地下鉄も浅草線でダイヤ改正を行うことを発表した。改正概要は以下の通り。

●京成上野発825(土休日は826)のスカイライナーを増発し、平日8時台を25分間隔にする。また、620~800のスカイライナーの京成上野発時刻を大幅に見直し、平日、土休日ともに00、20、40発の20分ヘッドとする。

●夏休みなどに設定されていた京成上野発518の臨時アクセス特急を、定期列車に格上げする。成田空港に614に到着することで、現状より40分以上始発列車が繰り上がる。

●成田空港発1916(土休日は1914)のアクセス特急を増発、現行1936の列車を1958(土休日は1948)に繰り下げることで、約40分間隔の時間帯を2030過ぎまで拡大させる。

●千葉線・千原線で運転している4両編成の列車46本(土休日は38本)のうち、30本を6両編成に置き換えて、輸送力増強を図る。このことで千葉線列車の92%(土休日は96%)、千原線列車の91%(土休日は98%)が6両編成での運転となる。


●平日ダイヤにおいて、新鎌ヶ谷1750発普通の矢切のスカイライナー待避を取り止め、高砂で特急上野行に接続させる。このことで後続のアクセス特急と合わせて、上野までの乗車チャンスが倍増する。
●平日ダイヤにおいて、21時前後の特急上野行を繰下げ、北総線からの普通に接続させる。また、10時台下りについても高砂での接続を見直し、上野・日暮里から北総線への所要時間を短縮する。
●平日朝8~9時台の北総線下りの運転間隔を平準化させ、最大待ち時間を15分に短縮する。

●平日ダイヤにおいて、泉岳寺発2317の高砂行とそれに接続する西馬込発泉岳寺行、押上2330発の西馬込行を増発する。
●土休日の泉岳寺649発の普通印旛日本医大行をアクセス特急成田空港行に変更する。

----------------------------------------------------

思っていたより大きな改正。特に朝下りライナーの20分等間隔化は。京急の改正内容が、朝夕の編成組み替えや、西馬込発着の羽田発着への振り替えがメインだったから、トンネルの向こうはあまり変えないと思っていたのだけどね。

スカイライナーの20分ヘッド化は、増発分より前の列車を10分以上繰り上げて行うことになる。現状の22分空き、土休日で発車時刻が違うことが改正により解消される。でも、増発分は土日1分繰り下がり、折り返しの兼ね合いがあるのだろうか。折り返しの兼ね合いといえば、土日ダイヤのスカイライナー2号は上野着819だけど、上野でスカイライナー2本が並ぶのだろうか。なお、スカイライナー2号は成田空港発が7分繰り上がる。

早朝の臨時アクセス特急は、2012年の設定から4年かけて定期化、4年前と違ってLCCバスが競合してきたからな。今回定期列車となるアクセス特急は、日暮里発522、空港第2ビル着612、成田空港着614に対し、バスは東京駅発520、空港第2T着620、空港第1着630といったところ、でもバスは東京駅八重洲口といってもホームから5分以上歩かないといけないからな。

19時台のアクセス特急は、増発だけでなくスカイライナーと設定時間帯がずれることになる。具体的には、現行の19時台成田空港発が平日:30ス、36ア、土休日:34ア、38スになっているのが、平日:16ア、27ス、58ア、土休日:14ア、38ス、48アと改善される。北総のプレスリリースによると、平日の増発アクセス特急は東松戸でスカイライナーに追い抜かれる。平日ダイヤで京成上野に2018ぐらいに到着したアクセス特急は、折り返し普通高砂行になるのだろうか。それとも京成高砂着2004の上り本線快速を上野行から高砂止りにしたうえで、現行2037の快速成田行にするのだろうか。そうなるとレアな3050の本線快速が見れるようになる。

千葉線・千原線は4両運用が大幅に減少する。本線、特に朝夕の高砂以西の4両運用に影響するか気になるところ。利用客数的には4両編成は、金町線と平日データイムの高砂~津田沼間でいいと思うのだけどね。なお、千葉線に乗り入れる新京成ではダイヤ変更はない。

北総鉄道は、夜の高砂接続見直しによる上野方面への所要時間短縮とか。平日下りの運転間隔の平準化は、スカイライナーの等間隔化によるものなのだろうか。千葉NTから上野への通勤流動ってどれくらいになるのだろうか。

泉岳寺発2317の列車は、京急の追加リリースにも載っていたエアポート急行青砥行、22時台以降の11分ブランクを埋めるように設定され、6分後続の印西牧の原行の混雑を緩和させる。現行ダイヤだと、押上での東武接続も悪く、青砥でも京成高砂行にしか接続しないわけだが。青砥での折り返しも気になるところだ。

土休日の泉岳寺649発の列車は、現行運用だと羽田着608の列車の折り返し、つまり今回の改正で泉岳寺発から高砂発になった列車の折り返しだ。現行だと、都営車による西馬込-泉岳寺-羽田-印旛日本医大という運用になっているのだけど、改正ではアクセス特急を西馬込発から羽田発にしたうえで、京成3050による高砂-羽田-成田空港という運用にするかもしれない。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事