京王電鉄では2月27日に井の頭線でダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●平日早朝時間帯において、吉祥寺→渋谷の急行を6時台は2本→8本に、7時台も2本増発して、10本体制にする。渋谷→吉祥寺についても、658発、706発、714発の3本の急行を増発する。
●土休日の急行運転開始時間帯を現状の900から、吉祥寺発637、渋谷発700に繰り上げる。
●データイムの急行の所要時間を17分から16分に短縮させる。また、急行、各停の運転間隔を7分30秒から8分に拡大する。
●平日22時台の渋谷→吉祥寺間で急行、各停を2本ずつ増発して7分30秒間隔に変更する。
●平日、土休日ともに渋谷040発の急行を新設して、終電の時間を繰り下げる。土休日については、それ以外に012、021、030の急行を増発する。吉祥寺については、平日009発、土休日003、012の急行を増発する。
早朝、深夜に急行の利便性を向上させた井の頭線のダイヤ改正、その増発分を相殺させるためかデータイムは6時間で3往復削減された。8分間隔になっても、急行の所要時間が1分短縮されても、普通の利用者はあまり気付かないと思うのだけど。それでも、待ち時間が延びた分を時間短縮分が吸収するわけで。
急行の16分運転は深夜時間帯の数本で実現させている。この時間帯で実現できているのは、普通の本数が少ないというのもあるけど、利用者数が昼間に比べて少ないというのもある。利用者が多くて乗降時間がかかることを考えると、時間短縮分は吉祥寺~永福町間がほとんどを占めるのではないかと。
現状では52.5分サイクルで14運用組んでいるわけだが、これが56分サイクル14運用に代わるだけなのだろうか。現状のような各停と急行の混在運用になるかも気になるところだ。急行の所要時間は運転間隔の倍、両駅の発車時間を揃えて、急行4分返し、普通6分返しということになりそうだ。
京王本線同様、早朝時間帯の優等に力を入れることに。ラッシュ時に急行の設定があれば、もう少し早い段階で早朝の急行の設定があったかもしれない。急行は純増のようだから、早朝時間帯はさらに空くと思われる。土休日の7時台、8時台は普通が毎時13本設定されているダイヤだけど、これがデータイムと同じ各停7.5、急行7.5になるのだろうか。急行通過駅の停車本数が一気に減って、平日の4分の1になるな。
最終急行は10分繰下げの040発に。下北沢での準急相模大野行、明大前での桜上水行、吉祥寺での各停高尾行への接続時間は2分と余裕がない。定時で動いて少し走れば、間に合うと思うのだけど。土休日も増発するのが、渋谷を抱える井の頭線らしい。秋改正では最終井の頭線急行に接続する桜上水行を、平日飛田給、土休日つつじが丘まで延長してほしいところだ。
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