静岡鉄道では10月1日にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●平日朝ラッシュ時の新静岡方面に、通勤急行13本を設定、ピーク時は12分毎で運転する。停車駅は桜橋から草薙までの各駅、古庄、日吉町、新静岡とし、朝の一本目以外は、古庄で普通列車に接続させる。(7時台以降は県総合運動場始発の普通に接続)
●同じく平日朝ラッシュ時の新清水方面に、通勤急行9本を設定、ピーク時は同じく12分毎までの運転とする。停車駅は県総合運動場、草薙から桜橋の各駅とし、朝の一本目を除き県総合運動場の普通列車から接続させる。
●平日夕ラッシュ時は5分間隔から6分間隔に変更、データイム及び土休日は6分間隔から6~7分間隔に変更する。
同じ県内の大井川鉄道と同じ日に施行となった15年ぶりの大規模改正。急行の復活にも驚いたけど、通勤の付く種別は大都市圏以外では初めてではないかと。しかも千鳥停車で。
(通勤)急行は新設ではなく、15年前に廃止となったものの復刻。15年前も朝ラッシュ時に運転されており、停車駅は桜橋から草薙までの各駅、古庄、音羽町、新静岡で、朝ラッシュ時は急3普9の毎時12本体制だった。
それが今回の改正では、県総合運動場から東は急5普5の毎時10本、西は急5普10の毎時15本となり、静岡口では増便、清水口では減便となった。でも、増便は古庄と日吉口の話、急行通過駅では減便だけど運転間隔が偏るよりはマシか。緩急分離をしているし。
通勤急行と急行の違いは、停車するのが県総合運動場か古庄かということと、日吉町に停車するかどうかということ。古庄と県総合運動場の千鳥停車の理由は不明。急行については古庄から新清水への需要は停車させるほどでなく、通勤急行については、県総合運動場より古庄の方が新静岡への需要が大きく、両方とも停車させると速達性が失われるということか。それより、極端に利用客の少ない日吉町停車が謎なんだけど。
通勤急行の草薙から新静岡までの所要時間は、13分から9分に短縮。JRだと草薙から新静岡まで7分。所要時間が短縮されたとはいえ、定期代がJRの1.5倍だから目的地が新静岡付近でもJRから静鉄への鞍替えはないか。今まで草薙で乗り換えていた客が乗り通すようになることは少しはあるだろけど。
データイムの急行運転の復活はしないかと。速達するほどの都市間需要はないし、運転間隔は偏るし、増便するまでのメリットはないな。
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