●平日朝に木更津発7時03分の東京行の『さざなみ』を新設する。なお、君津発8時10分の東京行『さざなみ』については、運転を取り止める。また、指定席の号車を統一して、一部列車では拡大する。
●平日朝ラッシュにおいて、京葉線の運転本数を減らす。
●総武線の通勤快速2往復全てを快速に変更する。
●平日朝時間帯に内房線、外房線と直通する通勤快速1本ずつを各駅停車に格下げする。それ以外にも京葉線の快速を各駅停車に格下げする。
●平日データイムの京葉線において、毎時3本あった快速を毎時2本に削減する。なお、海浜幕張以東は各駅停車毎時2本運転させる。
JR東日本の2022年ダイヤ改正、千葉県内の『成田エクスプレス』以外は、『さざなみ』の運転時間帯をシフトするほか、通勤快速、快速などを見直すことになった。
京葉線については、木更津からの『さざなみ』も含めてダイヤを変えている。
まず『さざなみ』は木更津発6時01分、7時46分、8時16分だったのを、6時01分、7時03分、7時46分に変更している。つまり1本が早い時間にシフトしたのだ。改正前の3本は全て君津始発だったが、改正後の7時03分は木更津始発、それ以外の2本は君津始発になっている。7時03分の木更津始発には、君津発6時54分の千倉からの列車を接続させる。東京着8時10分の特急を設定できたのは、後述する東京着8時15分の京葉線普通を廃止したからではないかと思われる。
君津発8時10分、東京着9時13分という遅い時間帯の特急は廃止となる。この遅い時間帯は館山発朝一番の『さざなみ』の時の名残だけど、高速バスの影響で利用率が悪かったのだろう。君津において、次の快速は8時39分発、8時20分の普通に乗れば、蘇我で『わかしお』に接続するが、東京着は9時34分と20分ほど遅くなる。
木更津から東京までの所要時間は6時01分発が56分、7時46分発が60分なのに対し、7時03分発は67分となっている。木更津発7時03分は、京葉線内で40分かかっているだけでなく、内房線内でも他列車より2分余計にかかっている。ちなみに、木更津駅西口を7時05分に出るバスは、バスターミナル東京八重洲に8時14分に到着する。『さざなみ』が東京駅に到着する4分後にバスが着くということだが、京葉線地下ホームからのアクセスを考えると、バスと大差はない。列車の方が正確だけど、バスも早着する可能性があるからな。
京葉線について、朝の蘇我発を見ると、まず6時04分と28分の始発快速を普通に格下げする。このことで、東京着は3~4分遅くなる。快速は新習志野、二俣新町、葛西臨海公園、潮見、越中島の5駅を通過するだけなので、時間増は思ったほどではない。もちろん、これら5駅は早朝の停車列車が増えることになる。
6時03分の千葉行に乗れば千葉で総武線快速に5分で乗り継げて、東京着は同時刻になるが、佐倉発なので着席保障はない。6時24分の普通千葉行も2分で総武線快速に接続するが、始発でも発車直前の着席保障は不明だ。急ぐ場合は26分の『さざなみ』に乗れば普通より20分短縮の30分で東京駅に到着する。早朝の快速2本の普通格下げで、朝一番の快速は蘇我発6時05分だったのが、6時42分と37分繰り上がり、土休日と同じ時間になる。
次に7時08分と7時21分の通勤快速を普通に格下げする。
蘇我発7時08分の上総一ノ宮発の通勤快速は、改正前は茂原、大網~蘇我間の5駅に停車していなかったが、上総一ノ宮から東京までの各駅に停車するようになる。このことで、上総一ノ宮から東京まで75分で行けたのが92分もかかるようになる。大網~蘇我間の時刻は改正前と変えないため、上総一ノ宮発6時32分を6時27分に繰り上げる。この時間帯の上総一ノ宮発は、6時08分の京葉線快速と6時14分の総武線快速があり、いずれの東京駅までの所要時間は77分、89分となっている。京葉線快速は通勤快速と数分差だし、総武線快速は改正後の京葉線普通と数分差だ。
外房線内各駅停車になることで、快速通過駅において停車本数が増えることになり、朝時間帯での千葉方面への利便性が高くなる。例えば本納駅では、6時33分発から7時05分発まで30分以上空いていたところに6時45分発が追加となる形だ。蘇我発7時00分は海浜幕張での通勤快速待避がなくなり5分繰り上げとなる。
蘇我発7時21分の通勤快速格下げの普通は、君津発で内房線内は元々各駅停車なので君津発6時42分に変更はない。君津から東京までの所要時間は77分だったのが94分となる。ちなみに君津発6時29分の総武線快速の東京着は8時03分で所要時間は94分、改正前は13分後の京葉線通勤快速が東京駅に4分早く到着していたが、普通に格下げになることで総武線快速と所要時間が同じになってしまい、追い抜くことはなくなった。君津発7時00分の総武線快速は89分、君津駅南口発6時41分のバスはバスターミナル東京八重洲まで86分となっている。そして先述したように、格下げとなった普通の14分後に木更津発7時03分の特急『さざなみ』が新設された。この『さざなみ』は新浦安で君津発普通を追い抜き、東京着8時10分と君津発普通より6分早く到着する。
通勤快速2本の普通格下げで蘇我から東京までノンストップの通勤快速は、蘇我発7時46分と、7時59分だけに、蘇我発6時51分から7時46分まで快速を含めた優等の設定はなくなる。また、蘇我発7時24分、7時32分の普通が廃止になったので、通勤快速格下げの分2本も含めると、普通列車の本数はプラマイゼロになる。つまり通勤快速2本が純減した形だ。ラッシュが終わったあとも蘇我発9時22分の快速を廃止して、9時28分の普通をその時刻に繰り上げる。つまり、通勤快速2本、快速1本が廃止になった形だ。
なお、土休日朝は蘇我発7時09分(上総一ノ宮発)を外房線内も含めて快速だったのを普通に格下げ、蘇我発7時21分(君津発)も京葉線内普通に格下げすて全区間普通とする。その代わりに7時17分と29分の蘇我始発普通を快速に格上げするが、格下げとなった普通は東京まで先行する。
平日朝下りについては、まず6時33分の快速蘇我行を普通に格下げして、6時32分発に、6時54分発の快速蘇我行については、運転を取りやめ、6時58分の普通を55分に繰り上げる。さらに、7時37分の普通蘇我行、8時20分の普通蘇我行の運転も取りやめる。
平日データイムは東京発10時台から15時台までの毎時18分発の快速6本の運転を取りやめる。それに伴い09分発の海浜幕張行は11分発に繰り下げ、蘇我行に変更、22分発の海浜幕張行も20分発に繰り上げる。京葉線の時刻調整で、06分、26分の武蔵野線との間隔も平準化される。蘇我発10時台から14時台まで毎時35分発の快速は普通に格下げ、海浜幕張発分の普通はそれに吸収となる。
毎時3本あった快速は毎時2本となり、2015年改正以前と同じダイヤ体系となる。東京対海浜幕張方面の毎時普通4本、快速2本というのは奈良線と同じ体系だが、列車の両数は京葉線10両に対し、奈良線4両だから大きく違う。
土休日については、データイム以降の快速毎時4本をキープする。土休日の快速の本数が平日の倍だというのは京葉線らしい。
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