京都の厨房屋のオヤジは歳をとりましたが、まだまだ旅の途中の様です・・

人が好きですからもう少し頑張って見ましょうか、などと厨房屋を永年営んでおります京都の74歳の白髪頭のオヤジです

人生の垢落とし

2022年12月20日 22時07分02秒 | 全国への厨房機器販売、配送

今年もあと10日程です・・

垢だらけの厨房屋のオヤジは何処で垢を


落として新年を迎えようかと思っておりますが

72年間貯めた垢はどうやら夢の中か心の

中で溜まった様な気がします・・


色々な事情の中で生まれ育ったので自分には

肥やしになる様なものは少なく、垢ばかりが

付いたような気がしますが、そのおかげで


正も濁も飲めるような洒落た人間にはなれ

ませんが、人に濁を飲ませるくらいなら自分が


飲んでやろうと言う気概だけはお陰様で身に

付いた様な気がします・・


自分は悲しい思いにはなれておりますが、人の

悲しむ姿は見たくは有りません。


これも少々の苦労のお陰で、自分には少ない肥やし

になったのかも知れません・・



今は無くなった身内の女性から聞いたのですが

「私も歳だから生きている間にアンタに言ってあげる
けど、あんたには年子で生まれた妹がいるけど事情が
有って産婆さんの伝手で岡山の子どもがいない造り
酒屋の蔵元さんに実子として貰ってもらったのよ・・
ご夫婦で京都に引き取りに来られて生まれたばかりの
アンタの妹を抱いて、この子には年子の兄さんがいると
聞いてますが会えますか?と言われるものだから私が
抱いて来ると自分達もアンタを抱いて、しげしげと顔を
見てからもう一度妹をしっかりと抱き、頂いて帰りますと
言って連れて帰っていかれたのよ・・別にアンタが
ニッコリとして愛想良くしたわけでもないのにねェ~」


50年も前の話ですが、決して幸せでは無かった自分

でしたが心の中で妹の幸せを祈ったものでした・・


「何処のどの様な方と知りたければ教えてあげるよ」

「いやいいよ、僕の人生も妹の人生も別々だから、
ましてや自分が貰い子などとは知らないかもね。
兄として影ながら幸せを願っているよ・・また神様の
悪戯で逢える様な事が有った時には自分が兄として
恥ずかしく無い人間になっている様に頑張るよ、自分
の為にも、妹の為にも・・」


この年の瀬に思うのは会った事も無い血を分けた

妹の事ですが、優しいご両親に育まれたのち、良い


ご主人や子供や孫たちに恵まれた幸せな暮らしを

していて欲しいと思う白髪頭のトッチャン坊やです・・





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京都紫野厨器特販
責任者 今石 信太郎
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