年が明けましてからはやいもので一週間に
なりますが、毎日オヤジは夢を見ます・・
幼き頃から所帯を持つまでの頃の夢が多く、
育ちのせいか、悲しい事や辛い思い出ばかり
ですが、結婚してからはカミさんのお陰で
人並みの幸せな毎日を送ってますから辛い
事や悲しい事など何一つ有りません。
でもカミさんの心の中は判りませんが、私の
様に幸せな所帯と感じてくれていれば嬉しいです
どうも幼少の頃からの悲しき事や辛かった事が
今の自分を形作っているのかな・・ などと
思う事が有ります・・
高等学校の担任の先生がある日、校庭の隅の
石階段に座っている私の横に座り、
「お前、就職するのか？何処に行っても何をしても
今のお前のままでおれよ・・ いろんな奴を見て
来たが中々純情な奴は男も女でも居ない・・
勘違いするなよ、深窓の令嬢や金持ちで世間を
知らないボンボンが純情な人間ではないぞ！
生きて行くために言いたくない事も言って、やりたく
無い事も仕方なくしてきた人間が、これからは絶対に
こんな事はしたくない、言いたくないと心に誓った
気持ちが純情なんや！ 心に花の有る奴が純情な
人間なんやぞ・・」
先生の言う純情には程遠いですが、幼少からの
色々な事が自分の垢にはならず、肥やしに出来た
のかと思う事が有ります。
苦労は買ってでもしろとか我に七難八苦を与えたまえ
とか言う格言が有りますが、余り苦労をすると人間が
小さくなってしまいますが、それにも負けずに頑張って
生きて行く人を見ると羨ましく思い、陰ながら尊敬も
している白髪頭の厨房屋のトッチャン坊やです・・
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