1、アルジャクソンのサビからテーマに戻るときの
タカタカタッタタタタタといういたってシンプルなおかず
他にも4つでグイグイ押し切るバスドラとスネアの感じとか
押さえ処が満載、ちゅうか...かっこいいww 好き。
だけれどラテンフレイバーのこのフレーズはちょっと他と違う。
所謂名盤って奴は数多ございますけれど
個人的には此のレイバレットの007
私にとっては間違いなく10指に入る逸品でございまして
最も60’s的と申しましょうか
ドラムが良いんですわ
かなり今から見ると地味な演奏っていや演奏なんですが
このインツウエイト!
タンスカタンタンと気持ちの良いおかず
チューニング含めて輪郭のはっきりしたフィーリング
演奏していて時々イマジネーションが湧いて
自分の生理的かつディープで正直な部分に到達すると
このアルバムのドラムは自分にとってコアな核なんだな....
と、改めて自覚させられる程の影響力を持っております。
3、シャッフルはともかく、我々の上の年代の先輩方のブギの感じ
何度トライしても、先輩方には追いつけない
これはなんていうのかな...フレーズとかっていうより
心意気っていうのか、この跳ね感ね....
ブルースでもそうだけど、スローでもベタッとならないんだよね
悲しい感じや寂しい感じはあるけど、どこか力強いのは
こういった跳ねる感じがあるんだよね
歌の処がブギ、間奏がシャッフルになってるけど
こういう4拍の奥まできちっと跳ねてる演奏って最近あまり聞けなくなったな
探しても無いなら、それは本当の意味での贅沢な代物
そう、ドラマーにとって、とても贅沢なフレーズ。ww....好き
4、世界一有名なハルブレインのドラムイントロ
このフレーズの歌い方は尋常じゃない
こういうシンプルなフレーズからのインテンポは本当に難しい
結構集中するのはいいんだけれど
拍の間の隙間に妙なプレッシャーが入って
いわゆる「魔が入る」状態
もう自然に耳に入ってこなくても、当然ロニースペクターのあの声が導かれる
その位 歌番のドラマーとしてのハルブレインのチューニングの安定感が凄い
目立たず、フロントを歌わせて
どんなバックでも、どんなジャンルでも、いつでも変わらず同じ音、凄い。....好き
5、最後はアイズレーのドラムのファンクゴリゴリの無礼講さww
普通こういうのってタイトにと思ってハイハット閉めるんだけど
こいつは半分あけてガシガシに太い音圧で押し切る、この感じ
Steve Jordan on Woody Woodson
スティーブジョーダンがWOODYの
ハーフクローズドオープンハイハットを解りやすく説明してくれてるけど
とりあえず、ゴリゴリだよねww
しゃらくさいの無し。.......好き
まあ、ここら辺が自分のフィフスエレメント
なんというか「元ネタ」は恥ずかしい位、存分に古めなんだけどww
しょうがないよね、初期衝動がこういった類だから
勿論、その後のフレージングや新しいタイム感とかは勉強させて貰ったけどさ
修羅場になるといやでもこういった事になっちまうんだ
他にも一杯気になるドラマーはいるし
カッコいいテクニックやフレーズ、
新しいドラミングとかも取り入れようとは思うんだけど
ここらへんはいつまでたっても変わらない
というか根っこの部分
まあ、周りのメンバーからはよく「恒田よ~(呆れる)....」って言われるんだけど
あっ、「ちょっとな~リズム感が」とか「この音質がね~」とか言うの無しよww
好きなんだから、しょうがない....。
それじゃ、もっと、そういう意味じゃ
根っこにあるだろうと思われる
リンゴやデーブクラーク、チャーリー,キースムーンなんかのドラムに関しては
どうなんだって?
その頃はね~、あまりに彼等は格好良すぎて、
ドラムの演奏それだけには目が行かなかったよ
立ち振る舞い、着こなし、演奏アクションetc etc
あっと、それと別格、別次元という事で