古い自転車のペダル部分を歩道に設置されている車止めの鉄柱にぶつけてしまいました。
ペダルはプラスチック製で経年劣化しておりばらばらになってしまいました。
ホームセンターなどで買って来れば早いのですが、遊びで3Dプリンターで作ってみることにしました。
壊したのとは反対側のペダルもボロボロでしたが外形をとどめているため採寸しました。
さらにベアリングになっている部分の鉄製のおわん型金具が入る部分の径や穴位置、シャフトの径などを採寸し、データを作成して3Dプリンターで造形しました。
造形に3時間かかりました。
使った素材は100円もかかっていないと思います。
バリなどを削ってシャフトやおわん型の金具が入ることを確認して取り付けました。
ベアリングのボールがなくなっていたので直径4mmのスチールボールを購入して使用しました。
1個の単価はかなり安いようで10個でも200個でも1,000円弱であまり値段が変わりません。
色々なサイズがセットになったものも1,000円以下で購入できます。
私は他に使うことも考えてセット品を購入しました。
ペダルの内側部分のおわん型金具にグリスを塗布しておき、スチールボールを並べておいてシャフトに通しました。
グリスの粘性で多少傾けてもスチールボールが落ちる事がありません。
外側のおわん型金具にもグリスを塗布してスチールボールを並べました。
そこに曲率のついているナットをペダルの回転が重くなる手前までねじ込み、ワッシャを入れて緩み止めのナットを取り付けて固定しました。
試してみると問題なくこぐことができました。
外側のベアリング部分のカバーがあった方が良さそうなので3Dプリンターで作る予定です。
後、元々のペダルには反射板が付いていたので反射テープを貼る予定です。
夜、車に気づいてもらえた方が安全ですので。
造形に使った樹脂はPLAという植物由来の樹脂です。
紫外線が当たると分解が進むものらしいです。
白いペンキで塗装した方が良さそうです。
どのくらい持つかわかりませんのでしばらく様子を見ようと思います。
3Dプリンターは色々なものが作れるのでついつい遊んでしまいます。