ともだち なんにん できるかな
ポプラ社の絵本の新聞広告です。
この広告を見て思い出したのは、
「一年生になったら」という童謡の
「友だち100人できるかな」
という有名なフレーズです。
“過去”に流行ったものを応用して、新しいキャッチコピーをつくる。
歌の一節、映画のタイトル、本のタイトル、映画・ドラマ・小説の台詞や著名人が言った台詞など、“過去”に流行ったものを土台にして、キャッチコピーを作るという方法があります。
著名なコピーライターも使うことがある、コピーづくりの手法の1つです。
ポイントは、『“過去”に流行ったもの』を応用することです。
今流行っているものをベースにすると、
「真似をしている」
「流行に乗っかっているだけ」
と浅く見られてしまいがち。
少し前のものを活用すると、
「古い」
「時代遅れ」
となってしまいます。
だから、『“過去”に流行ったもの』なのです。
「そういえば、そんなこともあったなぁ」
という遠い記憶のものがちょうどいいのです。
いくら古くても、流行ったものには、それなりの理由があります。
語呂がいい。
覚えやすい。
耳に残る。
表現が洗練されている。
核心をついている。
心地よい。
etc.
なんらかの理由があって、流行ったものにはそれなりの『力』があります。
『過去に流行ったフレーズ』を探して、少しだけ表現や言葉を変えてアレンジすると新しいコピーを生み出すことができます。
コピーづくりの参考にしてください。