月曜日の朝、雪が降る中テネシーを出発、夕方無事帰宅しました。
写真はテネシー出発時に車のボンネットに娘が描いたスマイリーとハート。
さて今週もサブのお仕事頑張りましたよ。小学校と高校でやったのですが、専攻以外の学年、特に高校でのサブは良い経験、勉強になってます。
火曜日は先週サブをやった高校に再出勤。
別のESOLの先生、ロシア人のミスGにサブを頼まれたのです。
先週サブをやったミスターSは復帰。お会いして話をすることができました。
ミスターS、年配の先生と思っていたのですが若い!見た目20代後半~30代前半。
そしてネイティブ・スピーカーでない。
先週、生徒達が“ミスターSはスペイン語を話す。”と教えてくれたのですが、スペイン語圏出身者とは思いませんでした。
ミスターSにどこの出身が聞きそびれてしまいましたが、意外にノンネイティブのESOLの先生って多いんですね。
この学校は確かESOLの先生が6人いたと思うのですが、知り合ったESOLの先生3人(ミスターS、ミスG、そして中国人の先生)はすべてノンネイティブ。
火曜日はオバマ大統領の就任式。この学校でも修学旅行として就任式見学ツアーを計画。希望者は金曜日にワシントンに出発しました。
アメリカ初のアフリカ系大統領の就任式。歴史に残るイベントですから、ミスGが用意したレッスンプランそっちのけで(おいおい!)テレビで就任式を見ることに・・・
でも校長先生も“就任式を見てもいいですよ~!”と校内放送で言ってくれました。
大学でTESOLのクラスをいくつか受けたし、去年はESOLの生徒のチューターをやったし、私も英語が母国語でないので“ESOLのサブは私に任せて!”状態で意気込んでいたのですが、チューター先は小学校。
チューターを心待ちにするかわいいお子達(低学年)と高校生は大違い。
今回のサブで腹が立ったのが、都合が悪くなると英語がわからない振りをする生徒。
もちろん、真面目に私の話を聞いたり授業に集中する生徒もいます。でも僅か。
まったく授業に参加しないキューバ人の生徒(母国語はスペイン語)。
“ちゃんと教科書読んで黒板に書いてある質問の答えをノートに書いて。”と注意すると・・・
“No English! I can't speak English!”とのたまった。
はあ~???
5秒前まで隣のアルバニア人の生徒とお喋りしてませんでしたっけ?(もちろん英語で。)
今朝“ミセスP、テレビで就任式を見ましょう。”と流暢な英語で私に話しかけたのはあんただよ!!
ってなわけで、この高校での5日間のESOLサブはひとまず終了。
(来月、ミスGからお呼びがかかる予定ですが・・・)
そして昨日(木曜日)、初めて娘の高校でサブをしました。
去年、サブになってから娘に“早く私の学校にサブに来なよ~。”と言われ続けていたのでした。
何度も娘の学校でのアサイメントを取ろうとしたのですが、大学の授業時間と重なったりで実現出来ずにいました。
今回のアサイメントは理科(地学)の先生のサブ。娘は自分が受けているクラスのサブに来てほしいのですが、残念ながらこれは娘のクラスではありませんでした。
さて地学の授業内容はいたって簡単。地球温暖化のビデオ鑑賞。
サブにとっては超楽なお仕事ですが、個人的にお勧めしませんね、ビデオ鑑賞は。
というのもこのエリアの高校は90分授業が1日に4コマという時間割。
高校生が90分間、黙ってビデオを見るはずがありません。
ESOLクラス同様、中にはちゃんとビデオを見て要点をノートにまとめる生徒もいます。でも僅か。
常に誰かしらお喋りをしているわけです。
それで、午後のクラスで事件が起きました。
男子生徒2人が何やら言い合っていて、最初は小声だったのですが、だんだん声が大きくなって放送禁止用語がそこここに。
お喋りをやめてビデオを見るように注意したら、一旦はおさまったのですが、数分後、口ゲンカが再発。
注意したのですが無視。この時、2人は顔をつき合わせ、今にも取っ組み合いのケンカをしそうな気配。
この時点で私が仲裁に入るのは危険と判断。両隣の教室の先生方とセキュリティに助けを求めることに。
案の定、ケンカが始まり、隣の教室の先生が仲裁に入りおさまり、2人はガイダンス室送り。
幸い、2人にケガはなく他の生徒も巻き込まれることなく、即ビデオ鑑賞を再開。
高校でのケンカは珍しいことではないのですが、私より数倍体がデカイ高校生のケンカはやっぱり怖い。
でも、今までの実習先では経験できなかったこと。良い勉強になりました。
放課後、娘にケンカのことを話したらショックを受けた様子。
“今度からAPクラスのサブだけにした方がいいよ~。”とアドバイスしてくれました。
高校にはオーナーズ・コース、APコースと言う授業内容が上級、大学レベルのクラスがあります。
そういったクラスを取るのは大学進学希望者など、お勉強を頑張っている生徒がメインなわけで。
当然、ケンカの発生率は普通のクラスと比べたら低いわけで。
大学レベルの内容をサブが教えることはないわけで。
生徒達は与えられた課題を黙々とこなすわけで。
サブにとって“おいしい仕事”なわけです。
娘は外国語(フランス語)以外のクラスは全てAPコース。
“私、先生方に「サブが要る時は母に頼んでください。」って言っとくね。”と娘。
母思いの良い娘でしょう?
うーん、おいしい仕事は嬉しいけど、やっぱりいろんな学年、環境でサブをして自信をつけたいな。
退学寸前の生徒達を集めて更生させる学校もあるんですが、機会があればそこでもサブをやってみたい。
(聞く話によるとNHKがこの学校を取材してドキュメンタリー番組を制作するそうです。)
来週もサブのお仕事、頑張ります
サブで大活躍されているようですね。
ブログ読みながらフロリダでの生活を懐かしく思い出しておりました。
サブの先生と組んでクラスを見たことも多かったのですが、サブによって全然心がけが違っていたことを思い、coquinaさんのようなサブだったらありがたいだろうなあと思いました。
ほんと、クラスマネージメントは難しい。
日本でもやはり担任の先生によってこれほどまで生徒たちが変わるものなのかと思います。
自分はできていないことがほとんどなのですが、coquinaさんを見習って、私も少しずつでもよい教員になっていきたいと思います。
やっぱり学校数も先生の数も違うんだろうな。
ワタシは小学校3つしか登録してないから(というか、プリンセスの学校しか受けてない)、
仕事はあんまり来ない。
先週は半日やっただけだしね。
友達もAPのクラスは楽だったと言ってた。
アサインメント渡してやらせるだけ。
みんな黙々とやるらしい。
高校は朝早いから、仕事請けられないのよね。
午後半日だけならできるんだけど、そういう登録の仕方出来ないから残念。
でも大ボケ兄は絶対嫌がると思うワタシがヤツの学校でサブしたら。
優しい娘ちゃんでうらやましいわぁ・・・
Tさんのブログも拝見させていただいております。
もうじきご結婚されるとのこと、おめでとうございます。
クラスマネージメントは本当に難しいですね。これは良いストラテジーだと思っても、クラスによって全く効果がないこともありますから。教師である以上、常に試行錯誤していかないといけない分野だと、実習やサブを通して痛感しました。
既に教師のキャリアを積んでいるTさんは私にとっては大先輩。これから伺いことがたくさん出てくると思いますので、その際はよろしくお願いします。
ここは生徒数12万人以上の大きいディストリクトだから、サブの仕事は学年やエリアなど限定しなければ、コンスタントにやれるんだよね。でも新学期早々、サブの仕事を頑張りすぎた感じ。院の勉強がおろそかになりつつある・・・
しばらくサブの仕事をセーブして、勉強頑張らないと・・・(汗!)