慌てた153広場店のスタッフから「大変です、どうしましょう?」との唐突な切り出しの電話が・・・
「だから、何が大変なの?」
「NHKさんの記者さんから至急の取材協力をお願いしたいとの要請の電話を受けました。」
「153広場店は、もう閉店するというのにどうしましょう?」
「どうするもこうするも、移転先の栄店の準備が整うまでは、残念ながら取材は無理ですと断るしかないから、そのように事実どおり応対してくれればいいよ!」
「はい。そのように応対したのですが、どちらにしてもコレコーレが非常にユニークなので、一度お会いして話だけでも聞きたいとのことでしたので、折り返し電話をすることになっています。」
どうやら、今の急激な円高で従来一着200円均一で、
すべての子供服のリサイクルを売っていたコレコーレの支店の子供服2ドルショップ「アレアレ」が円高で50円も値下げしなくてはいけない状態にどのように対応しているのか取材したいようである。
部下からの報告では、ちょうど、栄への移転のために153広場の店の1階で展開している子供服リサイクルショップ「アレアレ」と、2階のコレコーレ支店を閉店させるための店じまいセールを行っている状況に対して、急激な円高の煽りで閉店すことにでもなったのかとの憶測もあっての取材の申し出だったようで、イメージダウンになる取材の申し出との解釈から大慌てしたようである。
しかし、もともと、コレコーレは、一般的な意味でのイメージダウンについては、あまり意に介さないところがある会社ではあるが、今回の場合は、伝わり方によっては、子供服の常連さまにご迷惑が掛かりかねないタイミングの取材で残念ながらお断りするしかないようである。
もともと、コレコーレが子供服のリサイクルショップをやろうとした動機は、どうしても子供を育てたいという強い願望からコレコーレの社長が結婚を決めたことが契機になって考えはじめたことでもあり、
コレコーレの本店に来店されるお客さまからも子供服の処分について、あまり納得のいく応対をしてくれているリサイクルショップが存在していないとの要望に対して、かねてから練っていた2ドルショップ案をアレンジして始めたプランのお店であった。
現在、プランどおりであれば、支店の1階にある子供のすべてを1着150円位の円高相場で販売しているところだが、閉店セールのために2着で200円という大サービスを実施している状況で円相場と価格の連動性が非常に低くなっている状態である。
また、円高を原因として店を閉店するという内容でもなく、おそらく想像するに、2ドルショップを大至急取材したいとの記者の思惑とは、現実はだいぶ異なることになりそうである。
移転先の栄店の物件の空き時期の遅延もあり、半年位は、本店の2階の別室を臨時的な子供服の2ドルショップに改装して運営する計画になっているが、 正直なところ本店は、高級品や究極のセレクトを目指しているコンセプトがあり、あくまでも今までの常連様の対応程度に絞り込み小規模で運営させていきたい 状況下になっていている。
本来であれば大歓迎のNHKという説得力のある報道は、圧倒的な顧客数の存在こそが命運をわけるビジネスであり、その経営の効率性を飛躍的に引き伸ばすために知名度や2ドルショップ方式への理解を進める意味でも報道番組の取材は、千載一遇とも言える大チャンスであるが‥
まったく残念なタイミングになってしまった。
しかも、2ドルショッププランは、コレコーレという圧倒的な知名度と、品物集め能力の高さを生かして、商品供給のバックアップ体制と、売れ残り品の有効利用というソリューションで同様に2ドル子供服リサイクルショップの経営を行いたいという方々へ全面協力をしていく計画を温めている内容である。
企業として、社会問題を常に理解する責務と常に自己の能力が何らかの問題解決に貢献できるチャンスを得るときには、最善を尽くさなければならない義務を負っている中で‥
子供服という一過性に価値が著しく増減し、各家庭の隅々から海外の恵まれない子供まで視野を広げたスキームやソリューションのスタンスをもつ商材と なる子供服のリサイクル市場は、利益を度外視しても現在の少子化問題という人類の未来に関わる大問題への課題ともなりえることだと考えている。
一遇を照らすことが地球を照らす問題解決という面白みや、やりがいを見出すことができる事業ともなりえるもので‥
当社の能力の特性を生かすことができる可能性があると信じており、その発展性と意義に大切な必要性を見出しているものであったために、このタイミングは対応が難しくもなっている。
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