ニューコスモセンター

青森でコスモスというバンドで歌ったり詩書いてる人の痛々しい日々の挙動

コスモスライブ版123456朗読

2013-05-20 03:13:33 | コスモス音源映像
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12万3千456

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細かいことを常に気を使う事など到底できず、
何か無意識に見放していた少しだけの引っかけ棒が
外れ、白いどうでもよい記憶に記憶の端の彼方へ、飛散する。

呆けて無表情に視覚を擦り、
人肌の肉体に何の感覚も対して察せず。
公団住宅のコンクリート壁が倒壊する無邪気な夢と同じ扱いを
トリコロールに腐敗した菓子が
溶けセンスの良い汚泥の巨大に頭を唾液の温度差に
気づく身体がなじむまで含まれ、
あの骨に感光するほどの流れ星と君の愛すべき両腕は
もう3度アスファルトをバウンドし、
遠くに華奢が静かに転がり終わっている。

車内でベトベトの血を何度もふき取り、肉が痙攣するが気は保っている。

むしろその方が、正常では無いような気がして、そのセリフをアニメ番組の何か
のキャラクターに軽快に喋らせようと気を回すが、闇は勾配を抑え込み
引っかけ棒が機能しない。

県民共済は誰も救わず、
100円ライターは他人を焦がす妄想を生み出すための機械だ。
中途半端な知能では、
自分の体温についての薄い浅瀬並みの思案が浮かび漂うだけ。

誰にも触れてもらう事を極度に恐れ。見える瞳は初めから目蔵を許しているのだ。

岸辺を知れずに歩行し、寒さに寒いと何度も独白し、
小さな日常の幸福を思い描いてみるも
そもそも幸福への滑空のすべを知らぬ。
感じたはずの灯に付ける名前を知らない。
それよりもどうでもいいシールの剥がればかり気にかかる。

小さな凍りかかった川べりを渡ろうと空を仰ぐ。振り返る。
何度も小刻みに振り返る。
足が覚束ず、舌打ちと寒さへの空虚な独白が冷却を物理的かに加速させる。

牛を蹴るから、蹴られるのだ。と突拍子に喋り、
闇の川縁を埋めようと魔法を信じて自分に寄り添う。

川を這う足首の飛沫だけが吐しゃ物のような音を鳴らせ、
そんな妄想を重ねる自嘲で腕がバランスとは関係なく揺れる。

果てが見えず、気づけば押し出された美しい闇。
箱舟は見えず、ただ蹴られる牛を思い謝る。

木立の輪郭が箸先の唾液に感じ愛しく弱く光り、
風で上昇する毛皮が得体の知れないUFOならば俺をさらえ。
意味の通じない空間へ連行しろと言うが、粉粒が無音で舞うだけだ。

渡りきった木立にスズメが三匹、並んでいて、カギ爪が固定している。

よろめいた肉体は余裕が無い。
生活が秩序を作り人を皮袋で覆う。しかし意識はそもそも何も限定していない。
3匹のスズメが言った「私はあなたの娘です。」

そして口々に話しだした。
暗闇と木立と私は、スマートな世界に冷却される真夜中の知れぬ山林で
初めて出会い、川面の破れる流動が脳を快活にする。スズメたちは何度も話す。

「あなたは17歳でセックスをします」「あなたは9歳の時母親が蒸発します」
「あなたは36歳で離婚します」「あなたは11歳で布団の中で射精をします」
「あなたは29歳に田舎に帰ってきます」
「あなたは15歳に野外でオナニーしてやくざに捕まります」
「あなたは54歳で自己破産します」
「あなたは12歳で初めてハンバーガーを食べます」
「あなたは71歳に小説を書きますが最後まで
書くことが出来ずに悔みますが三日で忘れます」

「あなたは39歳の時に蒸発した母親と再会します」
「あなたが10歳の時に合浦公園の花見でお化け屋敷に入ります」
「あなたは62歳の時に競輪で100万円の車券当たります。
でも半年と持たずに無くなります」
「あなたは1歳の時、お父さんの妹が離婚します」
「あなたが5歳の時ストーブで大やけどをします」
「あなたは30歳で海外を半年間放浪します」
「あなたが34歳の時あなたの私が生まれます」
「あなたが28歳の時私が生まれます」
「あなたが15歳の時私は堕胎されます」
「あなたは45歳にラーメンを作っている時に親が死にます」
「あなたが10歳の時人を酷く苛めています」
「あなたが61歳の時一人ぼっちになります」
「あなたが8歳の時誕生日会でから揚げを食べてファンタを飲みます」

「あなたは78歳で精神病院に入ります。」
「あなたは7歳の時、外の雪の塊へ投げられます」
「あなたは68歳で人を殺して捕まりマス」
「あなたは23歳でコンビニのアルバイトを始めます」
「あなたは9歳の時、お使いの途中で犬に吠えられおつりを全部落として家に帰ります」
「あなたは79歳で死にます」
「あなたは6歳の時バイクの下敷きになり頭を縫うけがをします」
「あなたは79歳で死にます」
「あなたは42歳の時ロト6を買います確立は同じだと
言って123456の目を買いますが外れます」
「あなたが16歳の時日曜学校に行きます」
「あなたは79歳で自殺します」
「あなたは79歳で死にます」
「あなたは79歳に自殺します」
「それがあなたの全てです」「あなたの全てはこれです」「あなたの命はこれです」
「幸福などどこにもなかったと後悔して死にます」「楽しいことはたまにあります」
「そしてあなたは1歳から79歳の自殺する日まで、
あなたは永遠って言葉を123456回呟きまマス」

寒い。寒くて暖まらない。
腰みのをつけたフラダンサーが笑顔で僕を迎えに来てくれないか。
そして頭を回して英語を話せばいいのかどうか、
戸惑ったりするパラレルワールドの僕でありますようにと願ってやまなかった。

その時足元に何かが擦れ、それは四角い鉄の蓋だった。
僕はそれを開けると中に部屋があった。
5メートルほどはしごを下ると、そこは小さな部屋だった。

暖かいベッドと、湯気を立てたコーヒーの匂い。柔らかなランプの灯り。
エラ呼吸の温水プールのように動きはスローで心地よい。
部屋の外では籠った音で古いロックミュージックが流れている。
何も思い起こせなくなってきて、無学になる。

私を取り上げた物の指は異様に細長く指の数が手のひらから20本以上伸びていた。

オレンジ色の皮ふはレザーのように滑らかで艶めき彼らの頭部は透けていた。
その内部で
三人の女が乳首で繋がっていて中心部には巨大な眼球があった。

透けた頭部のいたるところから、血管の様な煙が外部に吹き出し、点滅して消える。

その者の胴体はロングスカートのように伸びているのだが、地面と繋がっている。
空は白く時折、水玉模様の球体が飛びかい、地面と乱雑にぶつかる。

そのたびに巨大な振動でこの何らかの世界が激震するのだが
私の頭部から、可愛い煙が噴き出すので、それは楽しい事なのかもと覚える。

記憶の何かから、血の匂いを思い出すが、
この新しい世界に血液が存在しないのですぐに忘れた。

何も引っかからない。
そもそも引っ掻き棒が引っかかる思いなど無い。

無限の静止画の連続帯。
それが時間をなぞり、生きているように感じる。



昔の散文シリーズ「小船までの距離感」

2013-05-20 03:00:17 | 過去エッセイ
小舟までの距離感

また奥さんに怒れてしまった。
なぜ結婚後の女はこうも強くなってしまうのか。

俺が起きてすぐに酒を飲み出すのが悪いのか。
子供の世話を何もしないことが悪いのか。
悪いです・・ね。
俺はまだ割礼を済ませていない子供のようで
その事を余り恥ずかしく思っていない。
それが
俺が青森の閉じた社会に、上手く適応できていない事に繋がっているのだろう。

大人としての責任。
親としての責任。

ああ なんと重く重い言葉なのだ。
俺はまだそんなことを果たせるまでの、金を持っていない。
金?だからダメなのか・・。

二つの思い出話がある。

俺が小学校の時、学校から帰ってくると
昔行ったことがある寿司屋のお兄ちゃんが母と二人でいた。
親父はいなかった。

寿司屋のお兄ちゃんは、俺の家のテーブルカウンターを使って
寿司ネタを並べてくれて、俺が「これ」と指さすと
それを握ってくれた。
小学校低学年の俺にとっては無邪気なお寿司屋さんごっこであった。

何日かして、参観日の帰り道、母と魚菜センター通りを出た頃、
母が質問した。
「パパとママが別れたらどう思う?」と
俺は小学生で、意味が分からなかったから、もしくは
意味を知りたくなかったのかもしれない。
「別にいいんじゃない」みたいなことを笑顔で言った記憶がある。

海沿いの公園がある。合浦公園という。
小、中学校時代よくこの公園で遊んだ。

遅い5月の春は花見があり、イチゴ飴をたべたり、病気持ちの鯉を釣ったり
怪しい見世物小屋で、蛇女を見たり、お化け屋敷で始めて女の子と
手をつないだりした。女の汗の匂いは、お化け屋敷内に染み込んだ
お化け達のドーランの匂いがした。

夏は海水浴をした。テトラポットの誰も泳がない側では
ウニやカラスガイがとれるので、みんなでそれを取って食べたりした。
俺は泳げないので、浮輪を使っていた。
みんな浮輪を奪い取ろうとしてくるので
俺は笑わせた、何か適当な事を喋って、笑わせて
俺の浮き輪を強奪する行為を止めようと試みていたのだ。
俺にとっては命がけの魔法を唱えていたつもりだった。

秋は展示されているSL機関車で待ち合わせをして、隠れんぼや
忍者ゴッコをする。エビショウと言う友達がいて、彼は忍者ゴッコの時、
草陰にずっと隠れていて、俺が横を通りがかった瞬間、
すごいジャンプ力で引っ込むナイフ片手に襲いかかってきたりした。

その時の彼の体勢が十字架のようで、
そのまま関節を曲げずに無表情で、
俺の目の前に飛び込んできたのを覚えている。

冬は雪祭りで、建設中の雪の迷路に真夜中忍び込み、
鬼ごっこをしたりした。


それは秋のことだった。6年2組の悪ガキ達で海で遊んでいた。
みんなで、向かいは海に面している石で出来た床を伝い歩いていたら
海側の方に、よくカップルが乗りそうな小さなボートが停泊していた。

みんなでその船に乗り込むことになった。
岸と船の距離は50センチくらいしかなかったので、余裕で飛び移ることができた。
初めに祐ちゃんという小太りの、弱い人間を虐めていた人が飛び乗った。

その次に楠が飛び移った。ガキ大将のNは、
その様子を見ていたが、それがいけなかったのかもしれない。
岸と船の間が80センチくらい開いてしまった。

N君はジャンプして飛び移れば良かったのに、様子を見るためだったのか
まず船の縁へ右足をかけた。
そして左足で一気に地面を蹴り揚げて船側に持っていこうとしたんだが、
なぜかN君の左足は動かない。
良く見ると、
初めに脚をかけた瞬間少しずつ船と陸地との間は距離を持ち始めていたのだ。

そしてN君の足コンパスが徐々に開いていった、楠が「ジャンプ!」と言ったのだが、
コンパスはほぼ180度にまで達していたので、
既に踏ん張ることが出来なかったのだろう。
N君は岸と船との間の海に、子分達が見ている前で落ちてしまった。

海は思いの外深く、頭まで浸かった後に全身が現れた。
みんな一生懸命N君を助けようと引っ張り揚げた。
俺は泳げなかったので、ちょっと離れたところから見ていた。

中学校に入ってからもこの公園はよく使われていた思い出公園だ。
ツッパリ同士の喧嘩の場所(後輩にやらせる)であったり、
俺の今の奥さんが酔っぱらいに犯されそうになったり、
ゴム靴で走っていて、地面に打ちつけられていた釘を
踏んでしまったり、真冬の真夜中にバンドのイベントで、
宇宙人を呼ぶと言う企画があってそれでオチが俺が、
スライム(バンド時の白塗りメイクで裸)の恰好して
「ワタシハウチュウジンデス!」と海から震えながら出てきて、
その後メイクとか落としている時にファンの小太りの女の子に、
好きですと告白されて、
ヨーロッパ人が決闘で使うような手のひらにピッタリの皮の手袋をもらったりした。

中でも良く思い出すのは、中学校の時のことだ。
俺のオヤジが 俺が小学校の時、母と離婚し、中学校に俺が入るまで
母は心臓の病気で仙台の病院に入院していると言っていた。

ある日俺が中学校に入学して何日かたったとき、俺と妹を居間に呼び
「本当はお母さんとパパは離婚したんだ」と言ったことがあった。
俺と妹は本当は薄々感づいてはいたのだが、オヤジが入院したと言っていたので
それを信じることにしていた。のだがその時始めて、親父の口から離婚という
言葉を聞いて、結構へこんだ事があった。

それは俺にとって始めての「愛の否定」を感じたイベントだった。
愛の真実感は現実という生命のイベントの中では必ずしも
正しいフィルターを通して、成り立たないことを体感した瞬間であった。

その告白があった週の日曜、親父は俺を合浦公園に誘った。
そんなことは今まで一度もなかったので、俺は緊張した。

話すこともなく海を二人で歩いていると親父は「松ぼっくり」と突然言った。
「え?」と俺が聞き返すと「松ぼっくりを拾え」と命令口調で喋りだした。

俺と親父は、何を話すでもなく松ぼっくりを拾いまくる。
そして親父は松ぼっくりを使った遊びを俺に教えてくれた。
砂に落ちた相手の松ぼっくりに自分の松ぼっくりを投げぶつける、と言う遊びで
それは次の週もそうして遊んだし、その次の週もそうして遊んだ。

その後は、だいたい東バイパスの方にある、「小吟亭」というソバ屋へ
飯を食いに行くのだが、食べるのはいつも釜揚げうどんだった。

その店の釜揚げうどんが美味しくて、いつも頼んでいた。
ある日、オヤジが店員のおばさんに「いつも来て釜揚げうどん食べてるから
もう、覚えでまったべ?(客の俺達をおぼえているでしょ?)」と聞いたんだけど
おばちゃんは「忙しいから、わがんねえ」と言った。

去年奥さんとそのソバ屋へ、釜揚げうどんを食べに行ったのだが
俺がもうタバコを覚えてしまったせいなのか、また別の意味で
大人になってしまったからなのかで、余り美味しく無かった。
その店の接客も余り良くなかった。

親父のことは嫌いだ。キチガイじみているからだ。
ただ俺がもし、自分の奥さんが寿司屋の職人と仙台へ逃げてしまって
その子供が二人残っていたら、親父のように責任をとろうとはしないだろう。
子供を奥さんのもとへ送り、
俺は酒におぼれる毎日を過ごすのだろう。

詩を書けない詩人でいられる言い訳を
一生かけて探すのかもしれない。

俺は本当は、誰とも暮らしていくことが出来ないのかもしれない。。

愛があるからという、未確認の真実に触りたがる距離感は
渡れそうで渡れないかもしれない、
小舟までへの距離感なのだ。

今の気持ちは?

2013-05-20 02:51:40 | 日々の生活


眠い。フィフスディメンジョンって聞くとアクエリアス思い出していたのに
今はMCZに。ディストピアがすき。明日、弘前マグネットの最終打ち合わせ。
今日の打ち合わせで、なんだか上手くいくような気がしてきた。
コスモスの箇所以外はね!