ニューコスモセンター

青森でコスモスというバンドで歌ったり詩書いてる人の痛々しい日々の挙動

北枕手前までなんとか

2014-07-08 04:42:30 | 日記
5月25日

北枕打ち合わせ弘前。

5月28日 霧

北枕打ち合わせ三沢、寺山修司記念館。
久しぶりに寺山記念館。20年ぶりくらいかも
東京から遊びに来た友人ショーケンと来た以来かも。
でもそれで天井桟敷などちゃんと知って
まあちゃんとはまった。

帰り玄関出ると霧に覆われるてる車。
少しだけしか知れない道の記憶を更に曖昧にして

家にたどり着けない擬似迷子気分に少しだけ浮き立つ。

5月29日 指

長女の親指骨折。
右手親指。大変そう、全治一ヶ月


5月31日 

母親の引越し作業の手伝い。
思ったより大分の量。浜館公園近所のアパートから
戸山団地公団住宅まで。5往復。外側は暗く。
内側は滑らか。ネット再開通、テレビの設定
電気取り付け等は、明日以降に。

小学生のとき蒸発した母親が今では、中々のご近所さんに。
彼女のことを呼ぶときに「仙台の人」と言うと奥さんに怒られる。

それでも僕にとっては、未だ母親と言えるほどの肌触りに違和感があり
参観日の次の日に蒸発した母親の心をいまも探しているような
いい歳して恥ずかしい思いが少しだけ内在している。
それは5月のなんでもない日に、引越しをする荷物を見
いつにか死ぬ時に思うであろう間の、やり切れない
「思ったよりも大量の」荷物の中に残り続けているだろう。

楽しくても哀しくてもいつも後味の悪さが瑣末に沈殿していて
それが普通になった でもきっとそれさえも大人なら普通なんだろうか

死ぬまで僕は幼児きどりで、唾はいてキョロキョロしてんだべか

6月2日
中とコスモス練習。

6月3日
無限サンコロさんとミーティング。
会館的な箇所にて。
文化センターも登録すれば、無料で場所使用できるので
コスモスの練習とボードゲームを遊べるたくらみを模索。

6月4日
母親のテレビ調節。フジが前映っててドラマ録画して見てたので
それ繋げてというのだが、色々試しても駄目。
カスピ海ヨーグルト貰って、永久ヨーグルト製造できるとのこと。

6月6日
お店の麺試作試食。何だっけなんか足りない。
いつも。

6月7日
次女のバスケ練習試合。5年生なのに、6年含めて一番背が高いので
レギュラーなんだけど、調子に波があって今日は駄目なとき。
ってか相手チーム強すぎ。去年の準優勝チーム。中学生レベル。

6月8日
末娘のオペラ。カルメンでフランス語のオペラ歌うんだけど
彼女自身はテンション低い。夕鶴の時のほうが、抜擢されて
ソロで歌う箇所もいくつかあったのだが、今回は全員で一緒に
歌うので緊張感が乏しいとのこと。自分は観にいかず。
オペラのイメージ金持ちの太ったおばちゃんが観にいく人生の暇つぶし。
でもこの前生で始めて見た時はまあカッコいいところはかっけかった
んだけど、親ばかウチの娘が一番。。

6月9日
北枕打ち合わせ、青龍寺にて、早川氏と。
居合い藁束切る工程をうまく演出に取り込むのが難しく
最終的に早川さん火縄銃撃てるんだけどの話を聞き、
それでは、切るの止めて撃ちましょうと。
アングライベントにワザワザ入って来て協力して頂き感謝。
さあ報われない愛の世界で火縄銃は何を打つ?

6月14日
長女単独仙台へ。
エビ中のツアーコンサート見に。

6月15日
北枕打ち合わせ弘前。
果実漬けブランデーおいしそうだった。
一口だけ飲んだら甘い香りが脳を揺らして
もしもボックスにそれのみの世界へ連れて行ってと
お願いしたくなった。果実酒は甘く現実は苦い。
アルコールはその境界線を曖昧にして、
美しい世界の未来を灯す。
その陰影が鮮明なほど、果実酒を触り
乾きを満たす。

6月17日
まんぶるず木村美映さんの朗読見に。
全共闘的タイマーズ的ルックで登場の美映氏。
朗読、短歌、朗読。
トリスを飲んでハワイへ行こうのリーディングは
大変素晴らしかった。お客さん大学生の方多かったのだけど
ちゃんと最後まで聞いて頂いてる雰囲気で、素晴らしい。
全共闘時代の戦後詩は谷川癌のイメージがあるのだけど、
ギンズバーグが現代を戦後と仮定した時に書くような雰囲気
レトリックや象徴の羅列というよりは、むしろもっとわかり易く
今に即した現代の事象を的確にコピペ選択し、後半へいくにしたがって
その禍々しき普通な世界が現れてくる。
少し病的な(僕自身も)言葉選びや文章自体のセンス
感じがまた好み。
これは朗読で一回聴いた感想、テキストで読むとまた違う印象かと思う。

バンド版掃き溜めサルも凄く良かった。なべ氏がバンド楽しい全快オーラ。
今後もバンドでいくなら、もっとナベ氏の気持ち悪い美意識世界観をガンガン
だせたら良いと思う。
バンドサウンドが、もっと俺に寄り添ってもいいんだよハートと
ナベ氏を誘っている。良くも悪くもどんな毒薬も中和してくれる
バンド形式の懐をみたので、ナベ氏はバンド形式に飽きてきた時の
更なる変態表現手法を見たい。
愛人と普通にセックスするの飽きてきたので、そろそろ自分の
性癖を思いっきり彼女にブツケル。それに愛を持って答える愛人。
との化学反応の先に、渡辺氏専用の金脈が眠っているのだと思った。
是非また見たい。

6月18日
何かが終わった日。
メモッてんだけど、なんだか忘れた。
6月20日
コスモス練習
新曲のみひたすら。
んだけど、構成とか歌詞の直しとかアレンジとか
なんで、まだ未完成。

6月21日
中体連。長女が応援団長で、まさかの奨励賞を。
ずっとこのためだけに、ひたすら頑張ってたの
見てたので、ウルウルした。

何かを作り出して、人々に何かを与える作業。
血ならいいな。
ほんの少しでも僕の生きてた意味あるのかな。

6月24日
マグネットで北枕の打合せ。
フワッとした感じなのはまだガッツり決まってないから。
気持ちばかり焦って、記憶は遠くにすぐ飛ぶ。

歳か歳なのかとビクつくが、今に始まったことじゃなく、
徐々に脳が劣化してんだべ。
近い記憶思い出せなくなるのって、それはそれで
都合のいい事なのかも。
歳とってくると、忘れたいことが多々。
甘い記憶さえも、手からこぼれること多々だが
それは上書きされてくデフォと脳は割り切って
別の生命維持精神維持に、少ないエネルギーを効率よく
使ってんのかも。

ビビッて浮ついた気持ちも、心地いい。

やらなきゃいけないでも
決まってないことがあるって
死にそうな駄目人間には
気持ちのいい事なのかも。

6月25日
コスモス北枕に向けて最終練習。
非常にヤバイ気がする予感。
メンバー仕事で時間取れないこと多々。

6月26日

五所川原、北枕ツアーついに始まってしまう。
前日、ステージ作り。
ここまで来るともう逃げも隠れも出来ず楽しい。
という事にしておく。脳。

確か前日フェイスブックにアップした
北枕煽り文句
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毎日ニコチン摂取。
晴れの日の木々は、心的描写を必要としなくて
ただ心地よい。

きっと10年間してきた最後まで報われない日々が
29日に終わる。

駄目人間の積み木はかっこよかったがチープだった。

時間はただ死体への滑降でしかなかった。
真剣にやり切るために何かを求めたのではなく。
真剣に逃げ切るために怯えながら命を繋げたがったのだ。

もういいんだ。概念も区切りもいらない。
セックスしよう、
もういいんだ。光なんていらない。
闇の奥へ行こう。

報われなさを証明しにいこう
命なんてクソだって言いながらセックスして
闇の奥へ行こう

すべては
誰もいない場所でしか巻き起こっていないのだから

最後の北枕ツアーは今日から三日間です。
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