6・スピリチュアルは心の世界 ①
改めまして、はなと申します。
お読みいただき、ありがとうございます。
スピリチュアルを学び始めてかれこれ20年になります。
学びや出会い、体験等を通じて、自分なりにわかったことを
お話しさせてください。
スピリチュアルは心の世界だと思います。
「心は誰にでもある。だから私にも関係あるし、生活とは切り離せない、
だからやっていいんだー!」ということに気づいてからは、だいぶん楽になりました。
スピリチュアルというのは決して特殊なものではなく、だれにとっても身近な世界だと思います。
私は子供の頃から不思議な話や怖い話が大好きでした。特にTVの「あなたの知らない世界」や心霊特集、UFO特集が大好きでした。
当時はまだオカルトという、ちょっと裏通りという感じでしたよね。確かに私自身も怖いもの見たさの興味本位でした。
その頃に比べると、スピリチュアルという分野がずいぶん身近になりました。
気功教室やイメージトレーニングのセミナーに行くと、共通の趣味とでも言うのか、和気あいあいとしていました。
それまで不思議なことについて深く学んだり、人と話したり、ましてやその事について質問したりすることなど無かったので、ものすごく新鮮で単純に嬉しかったです。
また、練習の成果を発表しあったり、先輩からヒーリングしてもらったり。
そういうものを初めて直接見聞きしました。
そして練習していくと、自分の身にも実際に起こり始めたのです。
初めは本当にびっくりしました。
テレビや映画のようにドラマチックではないけれど、どんなにささやかでも
自分で体験するというのは強烈で。
でも、本当は結構誰でもみんな体験していたりするんですよね。
そういうことに意識を向け始めて、気づくようになったというのが正しいのだと思います。すでにずっとその中にいたのに、気づいていたかったというだけのことでした。
仕組みや感じ方、練習法を学び、訓練することで、だれでもある程度まではできたりするものなのだと思います。
もちろん、個人差はあります。飲み込みがいいとか、得意不得意とか。
また歌が上手いとか、運動神経がいいとかみたいに、ヒーリングが得意、お香の匂いがする、その人の問題を守護霊様に聞くとか、現れ方も様々だったりします。それをお聞きするのもとても楽しいんです。
また、進んでいくと興味もひとそれぞれに分かれてきたりしました。
個性なんでしょうね。
自分なりの感じ方がわかってくると、それはもう本当に楽しくて!!
でも、そこに落とし穴があったんです・・・
7.スピリチュアルは心の世界 ②
セミナーで習ったことを練習していくと、少しずついろんなことが出来るようになって、面白くて夢中になりました。
でも、怖い思いもしました。
仲間三人で初詣に行った時に、見えない存在とつい約束をしてしまったんです。幸い当時のセミナーの先生にバレて、こっぴどく叱られ、約束を解除できました。・・・今思い出しても冷や汗ものです・・・
見えない世界の存在がいくら予言を当てたとしても、すごいことをして見せたとしても、精神性が高いとは限りませんものね。遊ばれたり、利用されたり、乗っ取られたり、大変なことになることもあるそうです。
また、自分が何か出来るようになると、次第に能力主義に陥ったりすることがあります。
私の場合、自分の見たイメージについつい振り回されてしまうのです。
例えば未来のイメージを見たら、それが叶うと思い込んで何もせずに待ってしまうこともありました。
行動してこそ、その未来に到達できるというのに・・・
どうかしていました。
それと不思議なことが面白くて、不思議でなければつまらないという感覚になってしまい、日常生活がほったらかしになっていきました。
・・・とまあ楽しかったけど、本当にいくつもやらかしています・・・
でも周りの方々に助けられたり、痛い目を見て反省したりしながら、
なんとかここまでやって来れました。
本当にありがたく、大感謝です!
そうして願望達成のイメージトレーニングから始まったのですが、『幸せになりたい』でもお話ししましたように、光のメッセージを受け取るようになりました。
本当だと証明することはできませんが、いろんな体験や出会いの中で
答え合わせをさせていただきながら、私自身は確信することができました。(でも今でも確認は必要です。)
そしてずいぶんと長い時間と労力をかけてきましたが、私はスピリチュアルについて根本的に理解していなかったことを、ある先生との出会いで教えていただいたのです。
8.スピリチュアルは心の世界 ③
数年前にご縁をいただいた今の先生がよく「能力主義は危ない」というようなことをおっしゃいます。そしてお話の中に「法力」という言葉がよく出てきます。
当時の私は能力を伸ばしたくて自分なりに鍛錬を続けていたので、ある時、気になって聞いてみました。「法力は能力ではないんですか?」と。
すると「法力は精神性をたかめていくうちに出てくる神仏の力」というようなことを教えてくださって、ある本を薦めてくださいました。
その本の前書きによれば、お釈迦様が大悟なさった時に同時に神秘的な霊能力を得られたというのです。そしてそれは誰にでも起こりうるというのです。 わお!
感激しました!お釈迦さまも人間ですもの。人間は誰もが精神性を高めていくうちに法力を得る、そういうものだとしたら? 私も!?
やった――――!!!!!!!
いえ、もちろん精神性が高まったらの話ですが・・
でも、みんなにチャンスはあるんです!!!
そしてすごいのは、精神性を高めるということは、全体的に底上げされるということなのだそうです。だからたとえどれだけ高くなっても大丈夫。
とても安定しているというのです。
逆にある能力だけが突出しているということは、竹馬に乗っているようなものだということ。高くなればなるほど、不安定ですよね。
確かに私も作っている時と、日常生活に戻った時との気持ちの落差が大きくて、しんどかったです。ドサッと落ちる感じでした。
それ以来、私のスピリチュアルへの心構えは少しずつ変わりました。
二年半くらいかかりましたが、今では作ることと日常は、ひとつながりになっています。
精神世界とは奥が深く果てしない旅ですが、今こうして取り組んでいられることが本当にありがたく、感謝の日々を過ごしています。
皆で心の世界を豊かにして、穏やかで健やかな日々を送りましょう!
ご縁をいただき、本当にありがとうございます。