23.波長の法則とは ①
ある時、イメージの中で宝船を見ました。
その時は福子さんに光の渦をビーズで作ったサンキャッチャーをプレゼントしたくて、夕飯を作りながらそのことを考えてりました。
福子さんのお宅の窓の両端に吊るしているのがイメージで見えたと思ったら、急にそこが夜の場面になって、小さな港のようになりました。
窓の両端のサンキャッチャーが提灯みたいに光って、誘導灯のようになり、その真ん中を宝船が入ってくるところでした。
すごい迫力でした。イメージも3Dのようでした。
さすがは福子さんのおうちです!
その時言葉が始まりました。
『カンナコロコロ 宝船
ここから招いて いざそうろう
財とは何か 富とは何か
招いて及ぶ 富の川
せき止めるなかれ 止めるなかれ
汝招いて いざそうろう
宝の山よ いざ行かむ ハアトントン』
これは波長の法則について表していると思います。
宝船と波長が合うなんて、素敵ですよね!
24.波長の法則 ②
「お金持ちになりたければ、お金持ちのように振る舞え」というお話を聞いたことがありませんか?
十数年前のこと、そうした色んなメソッドを聞きかじっては、試していました。新聞紙で100万円の束を作ったりしたことがあります。でも信じきれなくて、すぐにやめてしまいました。
数年前、そのことを表すイメージを見ました。
床の上でコップが倒れて水がこぼれて平らな床の上をどこまでも伝っていくのです。実際には摩擦などで止まるのでしょうが、イメージなので象徴的です。段差のない床を水はどこまでも伝っていきます。
ああ、そういうことなんだ。新聞紙の札束を持っても豊かな気持ちになれなければ、そこにはまだ段差があるということです。教えてくれた方はわかりやすく一つの方法として教えてくれたのですが、私には合いませんでした。
実は、以前に私の作業台の横の小さな窓の外にも、小さな宝船が来ました。冬で窓は閉めていたのですが、入ろうとしてその窓を船の舳先でコツコツ叩くのですが、入ってこれません。
何でかな~と思っていましたが、うちとは波長が合わなかったのでしょう。海がつながっていなければ進めない。段差があったということです。
つまりは同じ波長かどうかということですね。
「お金持ちになりたければお金持ちのように振る舞え」というのは、お金持ちの持つ富の波長に合わせろということでしょう。そうすれば段差の無い板の上を水が流れるように、富の波長に沿って豊かさが流れてくるということだと思います。そしてその豊かさがいろんな現象として現れるという仕組みです。素敵ですよね。
ただし、この原理は良くも悪くも働きます。根本となる仕組みだからです。人々にとって都合がいいかどうかは関係ありません。
『汝招いて いざそうろう』というのは、波長が合ったという例えです。
では争いや憎悪、恨みの波長は一体何を招くのでしょうか・・・
25.波長の法則とは ③
「同調する」という言葉があります。辞書的には「他に調子を合わせること。他人の意見・主張などに賛同すること。」となっています。
「同調する」という自分の判断があってのことなら、それはまだいいと思います。
気を付けたいのは、「なんとなくつられる」ということです。これは意外と厄介です。案外知らず知らずに私もつられていたりして。
それが何度も続くといつの間にか考え方の癖になって、自分の行動の土台になっていたりします。そして気づかないうちにいつも同じような行動範囲の中にいるということがあります。癖って本当に気づかないものですよね。
問題はどこにつられているかです。
自分がどこに同調しているかを確認するにはまずは観察してみることです。
普段のテレビや新聞のニュース、ご近所の噂、友人や家族、職場の雰囲気、等々。何かに直面した時に自分はどういう反応を示すのか。一緒になって不安になったり、悪口を言ったり、イライラしたり・・・あるいはどこか遠い出来事の様に感じたり。
世の中では何かしら起きています。身の回りでもそうです。何かがある度に自分の気持ちが翻弄されていると、くたくたですよね。
後から思うとそういう時に失敗したり、体調が悪くなったり、怪しい話に引っかかってしまったりと、トラブルが起きている気がします。
ではどうしてそういう反応をするのかというと、自分の中に同じ様な思いがあるからだそうです。これが「類は友を呼ぶ」と言われる現象だと思われます。(自分の中のネガティブな思いを取るのはまたちょっと別のお話で、私が印象深かった出来事の中でお話しさせていただきますね。)
そしてもちろん、楽しい思いがあればそういう反応をしていると思います。例えば良くないニュースを聞いてもいつまでも落ち込まず、情報の一つとして知っておいてできる準備をして、穏やかに過ごすことができるという感じです。
そして楽しい方に波長を合わせると、ネガティブな波長だった時に良くない影響を受けていた人や事柄にだんだん出会わなくなっていきます。
まるで依然とは別の階に住んでいるかのようです。これは気分的に本当に楽になります。
色んな仕組みがありますよね。
私も自分に起きたほんのわずかなことが、ようやくわかり始めた所です。
はー、宇宙の真理まで、先は長いです。でも楽しい!!
精神世界というのは目に見えませんが、この世に肉体を持って存在する以上、影響は大なり小なり受けていると思います。
それは私達がそういう仕組みの中で生きているからだと思います。
それならばその仕組みを知って悪い影響を受けないように、さらには良い方向に向けていくことができたならば、きっと穏やかに健やかに生きていけると思うのです。
26.波長の法則とは ④
ネガティブな波長に巻き込まれないように私がしたことをお話しさせてください。
まずは自分の好きな自分を知ることです。誰かに見せるためではなく、自分らしく心地よくいられるためには何が必要か、必要でないのかを確認してその通りに整えていきます。
大きな環境をガラッとかえることは難しいですから、小さなことから始めてみました。まだ途中ですが、気楽にやっています。
まずは不要な物は手放していきます。明らかに不要な物は手放す判断も早いのですが、意外と害の無さそうなものは見落としがちなので要注意です。
私の場合、特に印象的だったのは、家族が銀行でもらった変な絵のカップでした。「家にあったから」「壊れてないから」という理由でずっと使っていましたが、使う度に「このキャラクターで果たしてお客さんは増えるんだろうか」という思いが頭をよぎるのです。これでは不自由ではないけれど、豊かな気持ちにはなれませんよね。他にもこうした物が結構あちこちにありました。また職場やご近所でも苦手な方とは距離を置いて、笑顔で挨拶してかわしていきました。
もしどうしても 関わる場合であっても、自分が翻弄されなければ大丈夫です。その場合のコツは、自分が気分の良くなるものをそばに置くことです。
私の場合、お気に入りのコーヒー豆を切らさないようにしています。大袋なので小分けにして冷凍しています。お手頃価格なので、心身ともに健やかでいられます。毎朝これを飲むのに費やすひと手間が嬉しいのです。
また、福子さんにいただいたポストカードをトイレのドアの内側に貼っています。トイレを出る度にそのカードを目にして、気持ちを切り替えます。
その他にもお気に入りのシャンプーや洗剤、化粧品、調味料等々、とにかくお気に入りの物をあらかじめあちこちに置いて目印にします。何でもいいんです。そして嫌なことがあっても、その目印で自分の好きな自分に戻るようにしています。
つまり、好きなことに波長を合わせるのです。
「嫌なことがあっても、穏やかな自分に戻る。」これを繰り返していくと、何かあってもあんまり翻弄されなくなります。巻き込まれないようになっていきます。長引かない。
筋トレみたいなものですね。
ただし、自分の筋肉は自分で鍛えるしかありません。誰かと一緒にいて楽しいというのは即効性はありますが、その誰か次第になってしまうので要注意です。
苦しい時に手を差し伸べてくださる方がいてくれるというのは、本当にありがたいです。応急手当としては有効ですが、最終的には「一人でも幸せ」というふうになることが大切だと思います。
それを続けていくと、だんだん嫌な事の比率が変わっていきました。
「嫌なことばっかりある」というのが、「たまに嫌なことがあるな」という感じになってきたのです。
こうして楽しい方へ波長を合わせるようにしていくと、何かあって動揺しても、長く翻弄されることは無くなってきました。
ところが、これだけでは片手落ち。とんでもない落とし穴があったのです・・
27.波長の法則とは ⑤
楽しいことに波長を合わせるだけでは、その場は解決しても繰り返します。
何故なら、自分の中にネガティブな思いを抱えたままでいるからです。
楽しい方に波長を合わせても、また何かあるとネガティブな方に引っ張られてしまい、気持ちが乱されてしまうのです。
まるで田んぼや水たまりのよう。静かな時は水は澄んでいるのですが、ちょっと小石を投げると底に溜まった泥が巻き上がって、一瞬で水は濁ります。
それと同じでいつもは穏やかなのに、何かちょっとしたことで急に不安になったり、怒りが爆発したり。それではいくら楽しいことに波長を合わせても問題は解決しません。
肝心なのは、楽しいことに波長を合わせるのと併せて、自分の中のネガティブな思いを外していくことです。(これはまた別の回で。)
これをしなければ、せっかく好きなことに波長を合わせても、小手先のその場しのぎになってしまう可能性があります。
私もついこの前の年末に大変でした。いつまでたっても・・・
でもその時大きなものを外すことが出来ました。今は楽ちんです。
ネガティブなものに同調している自分に気づいたら、その原因となる思いを手放していきます。出てくる度にそれをやるしかないのです。
取り除かなければ、いつまでも繰り返してしまいます。
でも、気づく度に取れば大丈夫です!それだけ楽になっていきます。
(取り除くのはいろんなパターンがあるので、いろんな事例の中でお話しさせていただきたいと思います。)
そうした思いが自分の中にあると気が付くきっかけとしても、波長の法則は役立つのかもしれませんね。
最後の方は話が色々混じってわかりにくかったですね。つたない文章ですみません。
今回は楽しい方に波長を合わせるお話でした。ネガティブなものを取り除くお話はまた後日させてください。
人間だもの、何かあって動揺するのは仕方ない。ただ、巻き込まれないようにしようと心がけています。
穏やかに、健やかに。それが私の幸せです。