16.明かりを灯す人々 ①
ある時、素敵な雑貨屋さんに連れて行っていただきました。
そのお店は天使とバラで溢れていました。女の子が一度は夢見る宝箱!
そこに福子さんがいらっしゃいました。
雑貨屋さんのオーナーで、天使のメッセージを伝えてくださる方です。
何か聞いてみたらと言われていたので、手元に残っていたビーズ作品を持っていきました。
蓋を開けると、一番びっくりしたのは私です。何故ならつい先日、駅で知人に見せていた時に落として失くしていた物が入っていたからです。「ティンカーベルね」と言ってくださいました。
他のお客さんもいらしたので、その日はお買い物をして帰りました。
かわいいものがたくさんあって、短くもとても楽しいひと時でした。
素敵な雑貨屋さんの福子さん。まさか、これから今に至るご縁が続くことになろうとは、まだ思ってもいませんでした。
17.明かりを灯す人々 ②
福子さんのお店に行った日の夜です。突然ポエムが浮かびました。
「私がポエムを・・?」ポエムが来たのはその時が初めてでした。
普段ポエムを書く人間ではないので、ぎょっとしました。
実は以前から、宛先のある形を作ることがありました。いつも何を作るのかわからないままに作るのですが、作るうちに誰宛なのかがわかります。
そして言葉が来たり、色や形の意味がわかったり、送り主のこと、宛先の方のお人柄等々、作りながらいろんなことが少しずつ流れ込んできます。
製作期間はまちまちで、作る大きさや数、情報量も人それぞれ。
いつも突然始まります。出来上がると、たいていは知人なので「実は・・」と言ってお届けします。知人と言っても親しいとは限らず、どうしたものかと焦ったりすることもありました。
するとご本人は言葉や形の意味に思い当たると言ってくださったり、私の知らないその方のお話を聞かせてくれたりします。
それがまるで答え合わせのようで、自分が何をしているのかまだわからなかった私にとってはありがたく、不思議探偵みたいで楽しかったのです。
面白くてだんだん夢中になって、大変なことになりました。いつも何かを探って心ここにあらず。大切な日常をほったらかしにするようになったのです。本当にどうかしていました・・
また私には大きすぎるものや、合わないものが来るとしんどくなりました。
そういったことや、私自身が体調を崩したりしたために、数年間誰かに届ける物を作ることを中断していました。
そして福子さんと出会った日の夜に、光のお仕事として再び始まったのです。
18・明かりを灯す人々 ③
福子さんと出会う数年前、作って届けていた頃にある方から「自分で意味のわからないことをして相手を惑わせてはダメよ。あなたが大変なことになるわよ。」と心配されたことがありました。
訳も分からぬままにメッセンジャーになってしまい、人生を翻弄されてしまうケースもあるそうです。とてもありがたいご忠告でした。
確かに見えない存在の言うことに耳を傾けるというのは、慎重になる必要があります。一見いい存在、いい内容だったりして、ちょっと当たったりすれば「神様からのメッセージだ!」と思ってしまうのも仕方がないかもしれません。
これが、本当に神様だったらいいのです・・・でも、そうでなかったら。
そのうち脅すようになったり、要求が増えたりして。信じてしまっていると、逆らえなくなって取り込まれてしまうということがあるようです。
その見分けが果たして本当にできるのか、ということです。
だって、普通の人間関係でもわからないことがあったりしますもんね。
ましてや見えない存在です。
私も作り始めた頃は自分でも何が何だかわかりませんでした。
皆の気を引きたいだけなのか、頭がおかしくなったのか。
でも形が出来上がるという事実が、私が何かを受け取って作っているということを裏付ける証拠として自分を支えてくれました。
何故なら、私はとても不器用なんです。図画工作だって、褒められた記憶はほとんどありません。でも何かを受け取って作ると、想像もしない形が出来上がってしまうので、何者かの存在を信じざるを得なかったのです。
でも、それがいかに危ういかというのもまた事実です。
現に感じ始めた頃に怖い体験をしました。
でもやめたくない、もっと知りたい。
だから私はその「見えない存在」が何者かを確認しなければならないと思いました。
そうして探しながら作り続けることになるのですが、色々あって数年ほど中断していました。
それが、福子さんとの出会いで、突然再開したのです。
19.明かりを灯す人々 ④
福子さんと出会った日の夜に来たポエムは知人宛でした。形もできました。
でもお届けするのかどうか、しばらく悩みました。
引っ越し先では一人きりで、周りに確認してもらえるセミナーの先生や先輩方もいません。
悩んだ挙句、自分の責任でお届けすることを決心しました。
一大決心でした。今思えば、この決意が私の独り立ちの第一歩でした。
そして二人目のお届け先が福子さんでした。
ほんのわずかな出会いでしたが、福子さんへのエネルギーの内容、福子さんのお仕事がどういうことなのか等々、作るうちに福子さんのことがだんだんわかってきました。(正確には「わかった気になった」ですが。)
そして形や言葉がいくつも来て、福子さんともやり取りを重ねていくうちに、福子さんがずっと私が探してきた光の方だと確信していったのです。
福子さんに最初に届いたのは『八咫鏡』のエネルギーでした。
八咫鏡の波長がエネルギーとなって伝わってくると言ったらいいのでしょうか。・・フワッとした表現ですみません。
それを形に組み立てていくという感じです。
内容は『神社に下りればあのように、また雑貨屋さんに下りればあのように。同じエネルギーでも、降りる場所によって形式は変わる。だが本質を表していればどのような形でもかまわない』というものです。
つまり、高い波動の雑貨を買うというのはお守りを買うのと同じだということ。形式ではなく、本質だというのです。
このメッセージの数年後になりますが、実際に福子さんの仕入れのご様子を見たことがあります。
たくさんの卸のお店が並び、たくさんの商品が陳列されている中で、まるでお花畑でお花を摘むようにパッパッっと商品を選んでいらっしゃいました。
きっと高い波動の物だけを選んでいらっしゃるんだと思います。
売れるかどうかを基準にして考えて選ぶのではなく、波動の高いものを選ぶから結果的に売れる、ということなのでしょう。
逆算ではとてもたどり着けない境地です。後ろで見ていて感服しました。
本当に勉強になりました。
また相談にのったり、楽しい場を提供したりすることが、まさに人々の心に明かりを灯すことだということを福子さんを通じて知ることになるのです。
20.明かりを灯す人々 ⑤
福子さんは楽しいことを探すのがとても上手です。福子さんと一緒に街を歩くと本当に楽しくて、ドラッグストアさえテーマパークのようです。
さらに考え方が前向きで、よく背中を押していただきます。
「次行ってみよー!!ババンババンバンバンよ!」
「○○チャレーンジ!!」という言葉が大好きです。
そしてすごいのは、それら全てをご自分で実践されていることです。
そのまんま!
福子さんとのご縁が続いていく中で、とてもたくさんのことを教わりました。
多くの方を励まし続けていらっしゃる福子さん。また、福子さんは必要があれば先生(後に登場されます。)にも取り次いでくださいます。
福子さんや先生に励まされたり救われた方々は、次第に本来の輝きを取り戻していかれます。そしてその方々の笑顔は、ご家族や周囲を明るくします。そして明るくなった方々は、さらにその方の周囲に影響して光の波が広がっていきます。その仕組みを知った時、本当に感動しました。
各地でもいろいろな方々が同じような活動をされています。それによって多くの人々が本来の輝きを取り戻して歩んでいくその姿こそが、大きな流れとなって光の道しるべとなるのだと思います。
21.明かりを灯す人々 ⑥
福子さんや先生はご自身の体験や神様のメッセージなどを通じてわかったことを、自ら実践しながら周りの方々にも考え方や生き方として示していらっしゃいます。
そして福子さんや先生とのご縁を生かして生まれ変わっていく方々もご自分の周囲に色々な形でそれを伝えていかれます。
そういったこと全てが明かりを灯すということだと思います。
タイトルの『明かりを灯す人々』とは、特別な方々のことではありません。
日常生活の中で現実に向き合って光の方へ進んで行こうとする私達一人一人にもそうなる可能性があるのだと思います。
最後にこの言葉を紹介させてください。
『無明の道を行くならば、明かり照らして行きやんせ
明かりがどこにも無いならば、自明灯して行きやんせ
自明灯して行かずんば、果ては地獄のどん詰まり イヤサッサー』
(意味)
何が起こるかわからないこの世を生きていくなら、真理に照らして行動しなさい。あるいは良心に従って行動しなさい。
そうでなければ大変なことになりますよ。
内気だった私を引っ張り出してくださったのは福子さんと先生です。私がどんなにグズってもごねても、ずっと励まして背中を押してくださいました。
そうして少しずつ前に進んできました。そして今こうしてブログを始めることが出来ました。以前の私からすると、まるで別人のようです。
本当にありがたいです。
皆様ともブログを通じて繋がれたことは、私にとってまさに奇跡です。
読んでくださって、本当にありがとうございます。
微笑み一つでもいい、たくさん照らしていただいた光を少しでも周りにお渡ししていけたらいいな、と思う今日この頃です。