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河野太郎防衛大臣はどうなのか

2020-07-15 22:38:19 | 報道の在り方
 河野太郎は、いわゆる「河野談話」の河野洋平の長男ですから、どんな人物かいまひとつ信頼がおけない人物であるという印象を持っています。

 河野太郎の父親である元衆議院議長河野洋平は、1993年8月4日の宮澤総理当時の官房長官のときに、いわゆる「河野談話」によって、従軍慰安婦問題に政府の関与があったと認めています。その際に「強制連行の事実があったという認識なのか」と質問に「そういう事実があったと。結構です」と答えており、これが日本政府の公式見解とされ慰安婦像につながっています。

 ただ、これは、この1年ほど前の1992年7月6日の加藤紘一内閣官房長官が、「強制連行されたと主張するならその通りなのだろう」と日本側の非を認め、「お詫びと反省の気持ち」を表明したことに続くものです。

 日本、日本人を貶めました。

 この「河野談話」について、河野太郎は「内閣の意思」として答えられたもので河野洋平個人の意見ではないという立場です。確かに「政府関与」「強制連行」については当時の内閣の意思です。

 河野太郎は、この「強制連行」について、2007年に安倍総理が「強制連行はなかった」として日本政府は「強制連行」を認めていないことを述べたということで取り消されているという認識と思われます。

 「河野談話」に至る日本政府の意思を固めたお膳立ての時に、外務審議官(1991年8月1日~1993年8月2日)の職にあったのは、現在の皇后陛下雅子様の父である「土下座外交」の小和田恆ですから、河野太郎は、小和田恆に忖度してなのか、それとも当時の政府の姿勢と安倍総理の発言を勘案して、冷静な認識になっているとも考えられます。


 しかしながら、尖閣諸島の領有権問題については、「近隣諸国と友好関係を築いていこうというときに,どんな問題があるかということを最初に考えるのではなくて,どんな未来を作っていくのかということを最初に考えるのが大事なんだろうと思っております。」という答え方をしており、肩透かしのようなやや歯切れが悪い感じがしました。

 また、防衛大臣になってからは、海上自衛隊の護衛艦と哨戒機を中東海域に派遣する命令を出し的確な指示を出しているように思います。

河野太郎は、海上自衛隊に中東派遣命令したことについて、「わが国の原油輸入の9割がこの海域を通り日本に入ってくる。船舶の安全というのは日本経済にとっての生命線だ。日本船舶の航行の安全を守り、わが国のエネルギーの供給が途絶えることが万が一、起こらない様に万全の準備をしていきたい」とまっとうな考えを示しています。


 さらには、地上イージス計画の停止の発言は、唐突な感じがしたものの確固たる根拠に基づく決断力が感じられたのも事実です。
 地上イージスの停止はブースターの民有地落下を懸念したことを根拠にしたのは見え透いてどうかと思いますが、実際には地上イージスの整備がミサイルの進化に追いつかないことに理由があると思われ米国との協議・了解の基に発表されたものと考えられます。


ただ、衝突事件に関しては、防衛大臣として厳しく発言していません。

海自護衛艦 中国漁船と衝突 乗組員は無事のもよう 東シナ海
2020年3月30日23時21分 NHK

30日夜、東シナ海で、海上自衛隊の護衛艦と中国の漁船が衝突しました。護衛艦の乗員と漁船の乗組員は無事とみられるということで、防衛省が情報収集を進めています。
防衛省関係者によりますと、30日午後8時半ごろ、鹿児島県の屋久島の西およそ650キロの東シナ海の公海で、海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」と中国の漁船が衝突しました。
護衛艦の乗員にけがはなく、搭載した小型ボートで近づいて直接確認したところ、漁船に乗っていた13人の乗組員も無事とみられるということです。
護衛艦は航行可能で、左舷の後ろのほうに1mほどの穴があいているということで、防衛省が詳しい状況などについて情報収集を進めています。



2020年3月31日
海自護衛艦「しまかぜ」と中国漁船衝突 原因究明へ

東シナ海で30日夜、海上自衛隊の護衛艦と中国の漁船が衝突したことを受けて、河野防衛大臣は海上自衛隊に事故調査委員会を設け、事故原因の究明などに取り組むとともに、海上保安庁の今後の調査に協力していく考えを示しました。
30日夜8時半ごろ、鹿児島県の屋久島の西およそ650キロの東シナ海の公海で、警戒監視のために航行していた海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」と中国の漁船が衝突しました。



これについて河野防衛大臣は閣議のあとの記者会見で「『しまかぜ』に人的被害は発生しておらず、左舷の後部に、若干、穴が開いたり、若干の損傷があるが、航行には支障がない。中国籍の漁船は、『1名、腰を傷め負傷中』とのことだが、乗員13人に死者や行方不明者はいない」と述べました。
そのうえで、事故原因の究明と再発防止に向けて、海上自衛隊に事故調査委員会を設けるとともに海上保安庁の調査に協力していく考えを示しました。

また、河野大臣は「護衛艦『しまかぜ』が、近傍を航行中の中国の海軍艦艇とコミュニケーションを取れており、外交当局も、やり取りを始めていると承知している」と述べました。
衝突場所は、東シナ海の日中中間線の近くであり、中国が開発を進めるガス田の南西約250キロ付近とみられますが、支那に対して何の批判も発していないのはどういうことでしょう。

というのも、支那の漁船による護衛艦や警備艇への体当たりは支那の常套手段です。


韓国が支那の漁船に体当たりされた時の反応は次のとおりで、韓国は在ソウル中国大使館総領事に事故当日に抗議しています。

韓国警備艇、中国漁船の体当たり受け沈没
読売新聞 2016/10/09(日)

【ソウル=中島健太郎】聯合ニュースによると、韓国北部・仁川(インチョン)沖の黄海で7日、違法操業を取り締まり中の海洋警察の警備艇が中国漁船の体当たりを受け、沈没した。
 韓国外交省は9日、在ソウル中国大使館総領事に抗議した。
 海洋警察は、韓国の排他的経済水域(EEZ)内で違法操業をしていた約40隻の中国漁船を発見。隊員が漁船を拿捕(だほ)しようとしたところ、1隻の漁船が突然、警備艇に体当たりした。乗っていた海洋警察の隊員1人は別の警備艇に救助され、無事だった。海洋警察は、中国漁船が故意に警備艇に衝突し、現場から逃走したとみている。



また、「しまかぜ」の事件の10日前の2020年3月20日には、中国の漁船もどきが台湾の漁船に体当たりしています。
 VTR映像を見ると、明らかに台湾の漁船をめがけてスピードを増して体当たりし台湾の漁船に乗り上げるようにして転覆させようとしています。
これに対して、台湾は支那の攻撃船(ニセ漁船)を撃退するために11発発砲しています。




 このような体当たり事件に関しての対応をみると、日本は冷静であるようにも見えますが支那への警告の発信が弱いようにも思われます。韓国や台湾は体当たりされれば、その船に対して攻撃を加えています。
 本来なら攻撃を加えるべきと思いますが、そこまでは強行とすれば、少なくとも日本の警備艇に悪意を持って体当たりした事件にちがいないですから支那の漁船の体当たり映像を世界に発信するとともに支那政府に抗議すべきでしょうね。
 もし、これが自爆行為であったとしたら、今後日本の警備体制が大いに不安になるでしょう。


 このような体当たり事件に関して断固たる対応をすべきと思います。
 河野太郎は防衛大臣としてどうなのでしょうか。

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