南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

TOH-KA-LINファイナル

2010-11-23 17:37:53 | ♪ライブ情報
お客様の前では腕時計は禁物だ。ずっと密かにトラベルウォッチを使った。
bon voyage フタの文句はお気に入りだった。
自分で自分の演奏の無事を祈ってスタートし、ひとしきり弾いてチラ見して残りの曲目を組み立てる。必需品のため衣裳のポケットに仕込んでいた。

11月23日
一昨年6月から始まったライブは今夜がファイナルとなる。
いつものように出かけて、いつものように弾いて、いつものように歩いて、
いつものように戻る。

創業30周年の記念イベントとして企画されて30ヶ月もお世話になった。
週3回で休みもあったのでちょうど340回目になる。

行ってきます。


・・・・・・という次第で無事終了しました。十六夜でした。
演奏曲目は「私の辿った愛の道」のソロナンバーをプログラム順に11曲ノンストップで。
最後に「ジムノペティ第1番」をお店とスタッフの方のために

窓からの四季の移ろい、月の満ち欠け、お客様との人情の機微に触れながら
日々の演奏の積み重ねの中で「音楽は言葉の尽きたところから始まる」
30年前のマノーロ・サンルーカルの極意をようやく実行できたと思う。
歌うように、語るように、ギターの音は言葉そのものだったのです。

国際ホテル松山のスタッフのみなさま、ありがとうございました

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