南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

君に贈る

2013-12-23 15:29:04 | ・ボクの日記。
12月23日
寒い日が続く。珍しく2日続けて約束がない。ひたすら炬燵に潜りストーブの火の番をする。
昔話になるが、上京して伊藤日出夫門下になった頃にはひたすら練習を重ねた。200人はいた練習生は2年も経つと周りにはプロを目指す人ばかりになった。ギターを始めて数年にしては順調な上達だった。が、聞けばみな小学校高学年から始めた者ばかりだった。少年時代の6年の差は大きかった。あれから40年の時は過ぎた。(撮影;ナチュレ藤山氏)


演奏家として晩年を生きる私は同時に多くの弟子や生徒と生きる身でもある。
今は巨匠として活躍されている山崎まさし氏がパコ・デ・ルシアに惹かれてやってきたときは名手揃いの当時の伊藤門下はその天分にあっと言った。
その彼の面影を思い起こす少年がいま松山で小学校6年生になった。簡単に言えば私は50年に一人の輝く天分に巡り合っているのだ。
山崎氏も私も生きてきた、少年も生きる。次のシーンは君に見せてもらうよ。

写真は3年前のギターリサイタルの幕際です。ギター1本で緞帳を上げるのはとても重い。

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