五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

カードキャプターさくら 第70話 最終回

2006年08月04日 | 漫画・アニメ
嗚呼・・・

「カードキャプターさくら」が終わってしまった・・・。
最終回、なかなか教育テレビらしい演出でした。

学校。
先生から、エリオルくんがイギリスに転校することに
なったと聞く、さくらさんたち。

さくらさん、知世さん、小狼(しゃおらん)くんの3人で、エリオルくん
の家に行くことになりました。

エリオルくんの家・・・
ドアが勝手に開いたり、ひとりでに灯りがついたり、不気味
です。幽霊屋敷にしか見えません。
果敢にも入って行くさくらさん。
それをビデオに収める知世さん・・・。

奥の部屋へ行くと、

パ ン  パ ン  パ ン !!

さくらさん:「ほ~え~」

クラッカーでエリオルくんがお出迎え。お茶会だそうです。
不気味さ台無し。
それでも怖がる、さくらさんたち。

エリオルくん:「大丈夫ですよ、もう終わりましたから」

さくらさん:「終わったって、なにが?!」

エリオルくん:「お茶を飲みながら・・・」
・・・余裕たっぷり。

エリオルくん:「さくらさんのはじめの頃の魔力では
        クロウ・カードをさくらカードに変える
        のが、危険だったから」

わざと事件を起こしていた、エリオル・・・いや、
クロウ・リードの生まれ変わり。

さくらさんの脳裡に、いつかクロウさんが言っていた
「これから、少しお邪魔します」という言葉がよぎりました。

さくらさんたち:「全部・・・知っていたのね?」

エリオルくん:「知っていたけど・・・予想外のことも
        起こった」

その言葉を聞いた知世さん:「クスッ」
なんと賢い子でしょう。このエリオルくんの意味あり気にぼかした
説明でも、ちゃんと理解してます。
まあ、小狼くんとさくらさんの気持ちを理解してるのは、知世さん
くらいですが。

席をはずすエリオルくん。
ドアの向こうには、ユエさんが。

ユエさん:「生まれ変わるのなら、何故新しい主など決めたのだ?」

エリオルくん:「私は、クロウ・リード自身ではない。クロウは
        もう永遠に現れない。でも・・・思い出話くらいは
        出来るよ」

ユエさん:「・・・・・」
自分を生み出してくれたクロウ・リード。
新しい主、さくらさん。
ユエさんの胸中は、当人にしかわかりません。
でも、とてもせつない、良い演出でした。



小狼くんに告白されてから、さくらさんの様子が変です。
クラスメイトにも、不審がられてます。
理由を知っているのは、知世さんくらい。知世さんは
さくらさんを一人にしてあげます。

帰り道、小狼くんに会います。

小狼くん:「さくら・・・ありがとう・・・」
・・・ビシッと決めんかコラァ!などと言うなかれ。
彼は彼なりに悩んでいました。
香港にいる小狼くんの母上から、香港に帰るよう言われた
のです。
走り去る、小狼くん。

さくらさん、そんな事とは露知らず。

さくらさん:「私・・・小狼くんのこと・・・」
自分の本当の気持ちに、気づきかけてます。
かつて雪兎に抱いた恋心とは、また違う、せつなく
やりきれない気持ち。

電話が鳴りました。
知世さんからです。小狼くんが、今日の便で香港に帰って
しまう・・・と伝えました。知世さん、事情を知っているだけに
悲痛な表情です。

さくらさん:「そんなの・・・やだ・・・」

さくらさんが涙をこぼすと、1枚のカードが出現。
それを見たさくらさんは、空港へ向かいます。

小狼くん:「さくら・・・なぜ・・・」

さくらさん:「その熊のぬいぐるみ、くれる?」

小狼くん:「あ、ああ」

小狼くんは、かつて一生懸命作った熊のぬいぐるみを
さくらさんに手渡します。

そこで流れ出す、OP曲。
曲に乗せて、さくらさんと小狼くんの思い出のシーンが
次々と流れます。
この瞬間、きっと二人は両思い。

小狼くんは、旅立って行きました。
ひとり佇む、さくらさん:「また・・会えるよね」

  完


原作だと、思いっきりラブラブな最後なんですが
さすがに教育テレビ、そんな演出はしませんでした。
でも、それがかえって良い効果をあげることになりました。
これから、さくらさんたちはどう生きて行くのか。
続きが観たい・・・
と思わせる演出。爽やかなエンディング。
また、再放送してほしいなあ。。