五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

魔法少女まどか☆マギカ 第12話 (最終話)

2012年06月22日 | 漫画・アニメ
この三ヵ月間、楽しみに見てきた東京MXテレビ様の

 「魔法少女まどか☆マギカ」

今回をもって大団円です。


やはりというか、ついに魔法少女になったまどかさん。

  

超格好いい。
して、その願いとは…?

  全ての魔女が生まれる前の状態に戻す(大意

キュゥべえさん:
  「な?!」
  「君は本当に神様になる気かい?」

※解釈の仕方は人それぞれあると思いますが、ここは私流でご容赦ください


魔女のシステム、いや宇宙そのものを作り変えるような壮大な願いです。
宇宙を変えるほどの願いを叶えれば、まどかさんには同じ規模の苦しみが…
それでも良いというまどかさん。優しく、勇気ある娘さんです。

つらいのは、そう、まどかさんのために頑張ってきたほむらさん。

  

泣くほむらさんを慰めるまどかさん。
形見として、髪を結っていたリボンをほむらさんに託す。。

願いを叶えたまどかさんは、もう認識することも出来なくなる。
新しく出来る宇宙には、存在しないのだそうです。


世界中の、過去未来の、魔女になるはずの魔法少女を魔女にならずに済むように
助けて回る、魔法少女まどか。ソウルジェムを消している??
まさに神のなせる業です。
ワルプルギスの夜も、倒すのではなく「受け止めてあげる」。

なんとなく忘れ去られキャラなさやかさん。

  

上条くんと仁美さん、ちょっと妬けるけど幸せになってほしい。
上条くんが、いつの間にか一人前のヴァイオリニストになっていたのは、さやかさんの仕業?

そのせいか、「えんかんのことわり」なるモノに導かれてお亡くなりに。
愛に殉じた女性、美樹さやか。私(管理人)は、この子が一番好き。
彼女には「恭介のことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」とか
「あたし完璧」とか言って欲しかったので、それだけが心残りです(結局はそれか

杏子さん:「惚れた男のために死ぬなんて。やっと友達になれたのに(大意」
心に突き刺さる科白です。

マミさんと杏子さんが、「まどか…って誰?」と言ったのが、もっと衝撃的でした。
まどかさんは、人々の心の中にかすかに残る象徴のような存在になってしまっていた。

そういえば、まどかさんは二段変身(?)していました。
「アルティメットまどか(商品名)」と言うらしいですが。
途方もない願いを叶えたまどかさんは、途方もない絶望に覆われる、そんなモヤモヤを弓矢で撃つ。

「願いが叶ったのなら、私は絶望なんかしない」のだそうです。

かくして「神」となったまどかさん。
弟さんだった(だった、というのは適切ではないのですが)子供が、「まどか」の存在を感じ取っている。
母親だった女性も、なんとなく懐かしい響きがするという「まどか」。
物凄く遣る瀬ないシーンのはずなのに、どこか明るさを持っていて泣けます。
そんな話を聞いている、ほむらさんの胸中やいかに。
満足げにも見えるし、寂しそうにも見える。。

ほむらさんだけは、時間を超越する能力の持ち主だったせいか、鹿目まどかという
大切な友達の記憶が残っている。
でもその友達について、語り合える人は存在しない。

ブワッ(顔文字略

それって、ほむほむにとってとても辛いことだと思います。
しかし、気丈にも魔獣(魔女はもう存在しないので、代わりの悪役)と戦い続けるほむらさん。

まどかさんによって作り変えられた世界では、インキュベータさんも「魔女」の概念を
知らなかった様子。ほむらさんの夢物語みたいなもので、確かめようが無いそうですキュゥべえさん。
(背中でものを食うのは怖いからやめてーっ)

このアニメは、「魔法少女まどか☆ほむら」だったのではなかろうか。
録画を見直して、もう一度味わいたいと思います。


魔法少女たちの後ろ姿が映し出された後、ソウルジェムが映ったところで、


  魔法少女まどか☆マギカ  完