五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

2014年10月8日 皆既月食観測

2014年10月08日 | 天文
心配だった天気も良好、月食が始まる前は快晴です。
神奈川は曇っている…という情報で、若干心配にはなりましたが。

月食のはじめは18時14分。もう18時頃に見たときには、欠け始める部分が半影によって薄暗くなっていました。大興奮する光景です。
一番左上の写真が、月食開始直前の半影食。二番目が、月食の始まり。

まだ少ししか欠けていないのに、欠けた部分が赤っぽく見えたので、今回の月食は明るいと推測したのですが、そんな簡単なものじゃありませんでした。

今回は、30年くらい前の小型の反射望遠鏡を使いました。
しかし、食が進むとピントが合わせづらく、使用を諦めました。
デジカメの画像サイズを最大にして最大望遠で直接狙うことに。
上から二段目、左から3枚の写真が望遠鏡を使ったものです。

19時24分、皆既食のはじまり。
上から三段目の4枚が、皆既中の写真です。

  
  19時55分、皆既月蝕の最大

ぽっかりと浮かぶ、赤銅色の、それも黒ずんだ月が幻想的でした。写真では表せません。

はじめに「今回は明るいんじゃないか」と予想していましたが、色がネズミ色っぽくて思っていたよりも暗い月食でした。
噴火等の影響で、大気の透明度が…というほどのことはないかな。。

皆既食の後半になって、薄雲が広がりはじめました。
くっ!皆既から脱け出す月が、最も美しいというのに。

写真四段目(一番下)の3枚は、雲がいったん取れたときに撮りました。
大変に美しい光景です、写真がまずいだけで。

それからは、すっかり雲に覆われ、残りの部分食30分を残して撤退。もう晴れそうもなかったので。
蚊がいそうな場所でしたが、刺されなくてヨカッタです(^_^;)

でもやっぱり、ビクセン製10cm反射望遠鏡を出すべきだったかな。
あまりに重くて、三脚と本体とを別々に運ばなければならないのが、せっかく良く見える望遠鏡を宝の持ち腐れにしてしまっているよなぁ。。。