ポイポイぶ～む

以前から、本棚から本を取り出したりしてはいたものの、とうとう本格的に”ポイポイブーム”が到来してしまったようだ。
あまり移動の範囲を狭めたくないので、居間とベッドルームは開けっ放しなのだが、ベッドルームには漫画だらけの本棚が、居間には…まあ、棚やらゴミ箱やら…まあいろんなものに手を出して、ポイポイしてしまうのである
遊びは知育。
そう思いたいものだが、どうしても私には「掃除の苦手な私に対する挑戦状か」と思われてしかたがない。
今まであまり興味を示さなかったもらった積み木が、とうとう気になりだしてポイポイ。しかも、かなり勢いよく…　ゴンゴンと…それをもったまま新品のテーブルを叩いてみたりするわけですよ。もう涙なしには語れません
先に物をしまうことから憶えてほしい（ムリ）。
そんなわけで、うちはこの年の瀬になっても家の中は汚いままでして…（←いいわけ）

最近、キドたんがガッツポーズを決めるようになった。
上手く説明できそうにないので、絵に描いてみた。こんな感じだ。結構、力も入っている。

当然、私も旦那も、こんなポーズはしない。
よく、親の真似をするようになったな～とは思っていたが、これは…全く心当たりがなかった、が。
二週間ほど前、旦那が急に「具志堅ようこう（漢字がわかりません）のすべて」みたいなタイトル（かなり記憶があやしい）のdvdを二枚、会社の先輩から借りてきた。
先輩いわく、「亀田なんかにのぼせ上がってキャーキャー言ってる女共にコレを見せてやたい」のだそうだ。
残念ながら、そのdvdは私の興味は全く引かなかった。古いものなので、ナレーションのイントネーションがちょっと笑えたくらいだ。旦那は真剣に観戦し、一戦一戦に賞賛の言葉を口にした。世界チャンピオンを、１３戦連続防衛。かなりすごい選手であったらしい。
旦那がときどき、キドたんを抱っこして一緒にみせていたので、旦那は「具志堅のまねだ」というのだが、真相は闇のなかだ。しかしもしそうだとすると、これはガッツポーズではなく、ボクシングのファイティング・ポーズであるわけだ　う～ん、勇ましいのぅ。

どんなきっかけだったか忘れてしまったが、ある日「どっちが好き？」というはなしになって、旦那がすばやくキドたんに向かって手を差し伸べた。
「パパのほうが好きだもんね～」
私も負けじと手を出した。
「ママのほうが、すきよねぇ～」

…１０秒間ほど、ふたつの手を見比べていたキドたん。そして、そ～っと手をのばした…。

「アハッそうだよね、やっぱりパパのほうがすきだよねぇ～」
嬉しそうにキドたんを抱き上げる父。
その横で、がっくりと肩を落とす母親…

わかってはいたけど、こうもはっきり差を見せ付けられると正直ショックでした
それでも私はあなたを愛してるわ～　キドた～ん