京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『正体』

2024-12-21 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「正体
□監督 藤井道人
□脚本 小寺和久、藤井道人
□原作 染井為人
□キャスト 横浜流星、山田孝之、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、前田公輝、遠藤雄弥、
      西田尚美、山中 崇、宇野祥平、駿河太郎、木野 花、田中哲司、原日出子、松重 豊

■鑑賞日 12月8日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

殺人事件を起こし、判決で死刑が決定された鏑木慶一(横浜流星)が護送中に脱走。
自身の潔白を証明するために、逃亡しながらも真犯人を探し求める。

一方、鏑木を探すべく奔走する刑事・又貫征吾(山田孝之)。
この二人を軸にして、話が進んでいくなか、鏑木に触れ合った人たちが、
殺人犯とは別人格の鏑木の「本性」に気付く。

逃走する鏑木演じる横浜流星と又貫演じる山田孝之との互いの演技が見物。
多少の疑問視できる部分はあったんものの軸がしっかりとした内容だった。

特に山田孝之の今までにない役柄とその彼の演技が素晴らしかった。
もちろん横浜流星の演技も良かったが、サブで吉岡里帆の演技も良かった。
短い出番だったが木野 花の演技も秀逸、ここは大事なところで敵役だった思った。
松重 豊は今回ミスキャストのような気がしたなぁ。

話が進んでいく中で、まるで自分も鏑木になったような気がして、
最初から最後まで気を抜くことなく見ることが出来た。
ラストシーンは思わず泣いてしまった。

普段の社会生活の中でも、表面だけでしかその人のことを見ていることも多い。
事件のニュース等で、インタビューを受けている人の答えが、
「まさかあの人が・・・。」というのを多々聞くことがある。
人間なんて他人にはわからないことも多い。
それは長年一緒に暮らしている親子や夫婦であっても。

これは感慨深い映画だったなぁ。

コメント
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