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■製作総指揮 トム・クルーズ
■監督 ビリー・レイ
■キャスト ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード、クロエ・セヴィニー
1914年に創刊された“THE NEW REPUBLIC”誌はアメリカ大統領専用機に唯一設置され国内で最も権威あるといわれる政治マガジン。 編集部があるのはワシントンD.C.。 1998年当時、スティーブン・グラス(H・クリステンセン)はそこで働く15人のアソシエート・エディターの中で最年少の25歳だった。 彼は斬新な切り口で身近な政財界のゴシップを次々とスクープしてスター記者へと成長していく。 一方で、その驕らない人柄から社内外での人望も厚かったスティーブンだが、ある時彼の手掛けた“ハッカー天国”というスクープ記事が他誌から捏造疑惑を指摘されてしまう。 そしてそれを機に、スティーブンの驚くべき事実が発覚していく…。
おススメ度⇒★☆(5★満点、☆は0.5)
実際に起こった事実を元に描かれた映画ということで、しかも編集者はまだ実在しており、また主人公のスティーブンも実在だという。 映画を作る前に本人たちにインタビューをし、実際に起こった事実を忠実に描こうとしたらしいが、それとは別に内容は薄いものになっている。 実際にはもっとスリリングな展開があり、ある意味映画なので多少誇張されてもいいような気がするが、なんとも平べったい内容で、主人公の人物像に厚みがない。 主人公のスティーブンは若干25歳でスター記者となる。 そこにはただラッキーだけでは成し遂げないものが背面にあったような気がする。 捏造はいけないが、それが発覚するまでの彼には何か光指すものがきっとあったはず。 そのへんが十分描かれていないし、テンポにかけた映画だった。
ヘイデン・クリステンセンは垢抜けてきた。 『海辺の家』での好演、『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』で実力をつけた。 たが彼が演じるスティーブンはただ甘いマスクをもった、ただ捏造がばれるまでのラッキー・ボーイという程度。 もっと心底、この役を研究し没頭したかというと、それはノーだろう。 クリステンセンファンの方には申し訳ないですが、この映画では彼はイケてなかったですm(_ _)m
正直、前売券(¥1,500)を買っていたが、高い映画だった。 残念!
>なるほど、ヘイデンはすんげぇイヤなヤツに映り、
それがハマってもいたのですが、確かに掘り下げ方としては浅かったかもしれませんね。
思ったイメージよりは浅かったような(笑)
つい最近『海辺の家』を観直したのでより感じました(汗)
>逆にサースガードは抑え目ながら、心情の伝わるいい演技をしていたと感じましたけどね。
それは言えてますね^^
それがハマってもいたのですが、
確かに掘り下げ方としては浅かったかもしれませんね。
逆にサースガードは抑え目ながら、心情の伝わるいい演技を
していたと感じましたけどね。
>想像してたらいろいろ楽しくなってくると思います。観てそこで「終わり」じゃあその作品を観終えたことにはならんのでは。どんなものでもそうでしょうね。
ま、色んなタイプの映画がありますからね^^
個々の嗜好も違いますし、十人十色ですから(笑)
でも、観なきゃわからないですから、映画ばかりは^^
正直 あれくらい地味だからいいんじゃないの?と思いますけどね。
詳しい事かかれてもそれこそベタになって面白くなくなりそう。
アメリカでは実際の話そういった事件みたいのはみんなが知っていたらしいけども
知らない人からみればぐだぐだ事細かに説明されても映画じゃなくてそれこそニュース観てるみたいで面白くない。
想像してたらいろいろ楽しくなってくると思います。
観てそこで「終わり」じゃあその作品を観終えたことにはならんのでは。
どんなものでもそうでしょうね。
ちょろちょろと失礼しました。
長いコメントありがとうございましたm(_ _)m
で、記者さんのこの映画についてのブログはあるのでしょうか?是非読ませていただきたいと思いますので^^
ジャーナリストという世界にいる方の視点で見れば、抑制されたよく出来た作品だと言われることについては否定しません。むしろ置かれた環境とこの映画の背景等をよくご理解できるのだと思います。従って映画の細部にわたって、同感できる部分も多いかと思います。ただ映画はあくまで娯楽ですし、BBCの記録映画でもありません。一般大衆が対象ですし、事実とは無関係なところであっても、僕はいいと思います。グラスがどういうひとなのか、この事件がどうだったのか、僕に不勉強で知識もありませんでした。ただわからない人に対して事実は事実として、その人物像、事件像を映画という一つの"ツール(手段)”として描く必要はあるのだと思います。最近優れた本がないために、どうも実際にあった事件を取り上げている映画が多いですが、その時代背景等々などわからなくても楽しめるものにできないといけないのではないか・・・と僕は思います。
貴重なご意見、ありがとうございましたm(_ _)m
もう少しこの手のタイプは予習をしっかりしてから、
観たいと思います^^
確かに、地味な作品です。しかし、何が何でも受けを狙ってやろうという部分がなく、練られた作品とは思うんです。日本の映画、テレビで、ジャーナリズムの世界をきちんと描いた作品なんて皆無ですから。報道の世界は華やかに見られますが、実際は極めて地味な世界です。どうしてもテレビ報道を意識する方が多いと思いますので、華やかな部分があると考えて、鑑賞された方にとっては後味が悪い形でしか印象に残らないでしょう。なぜ捏造したのか。グラスの根源的な部分に迫っていない。そこをはっきりと知りたいのに分からない。欲求不満は出てくると思います。
ただ、パンフレットにも書いてありましたが、グラス本人から話を聞いたわけではないんですよね。インタビューを拒否している。話しても、自分にとって都合の良い部分でしか語っていない。まあ、それが人ですよね。都合の悪いことに対して、自分が100㌫非があると納得する人はいないし、どこかで合理的に処理しちゃうものです。
その上で、いくら直接会って話を聞いても、すべてが明らかになるということは、ジャーナリズムの世界はあり得ない。都合の悪いことを聞けば、人は防御的になる。それでも記者の立場では、もっと内面に迫らなければならない。だけど、100㌫は無理です。
人が創作したものは、それなりの結論があります。けど、ノンフィクションは「どこまで迫れるか」の世界でしかない。それを読むなり見たりして、後はみなさんに考えてもらう。それだけです。究極的に言えば、結論はないんです。
何かまとまりなくてすみません。この映画について感想を言わせていただくのであれば、先にも書きましたが、この世界を丁寧に描いている。取材の部分などは決してスリリングに描くことはできないんですよ。ほんとに地味な作業ですから。
批判もありますが、米国は多様なジャーナリズムが存在する国です。USA-TODAYはありますが、「朝毎読」のような画一的な全国紙が存在しない分、雑誌の影響力が極めて強い。日本でニューリパブリックのような硬派雑誌は「選択」か「フォーサイト」くらいでしょう。もちろん文春、新潮などは頑張ってますけど、硬派とは言えない。それだけ、米国には大衆的でなくとも、多様な言論の場があるから、映画の世界でも、あのような地味な作品が作られたんでしょう。
後は、記者って、信用を失わせるの簡単だけど、信用を築くのはいかに大変ということを見ながら感じていました。何か夜のボヤキになりました。明日も仕事か。
プレミアスクリーンですかぁ~♪
年間劇場で100本観ていますが、
まだ経験がないですねぇ(笑)?!
一度ゆったりと優雅に観てみたいですねぇ^^
こちらのシネコンでは プレミアスクリーンをもっての上映です。
そりゃもう期待しましたとも~笑
TBさせていただきました。
楽しめてよかったですね^^
これは感じ方なので、十人十色だと思いますので。
ただ、まだまだ彼の場合は主役をはるには
時期早々かも(笑) ?!
確かに彼がなぜ捏造を行ったかの部分の説明はかなり少ないです。
が、焦点をバレかけた時の彼の反応においているような気がするのですが。特に前半で、非常に誰にでも「いい人」になりたがる彼を描いているので、後半との落差が印象的。嘘に嘘を重ねる姿は、見ている方まで息苦しくなってくるような迫力を感じました。
でもジャーナリズムとはあんまり関係ない映画。「大統領の陰謀」と比べると、全然ジャンルが違うって感じですね。
TBつけさせてもらいました!
本来、こういった映画は
観てる側に引き込む力がないと
起伏のない展開で終わってしまいます。
一番のネックはやはり優れたバイプレーヤーが
要所要所を締めていない哀しさですね(笑)
結構、この映画の評判は厳しいみたいですね!
私はそれほど先入観がなかったのと、
仕事柄身につまされるところがあって
わりと入り込めました。
私も「捏造のないブログ」を目指したいですが
ついついおもしろく書こうと…。
って、この映画と同じですね
ま、いい作品もあれば、そうでない作品もありますね^^
今年劇場で99本観て来ても、
大作よりはインディペンデント系の方が中身が濃い
ですよ(笑)?!
TBありがとうございます。
遅ればせながら、こちらからもTBさせて
いただきました。
この映画については特に内容なく恐縮。
「捏造のないブログ」を編集方針といたしております。
火曜日がメンズディですか?いいなぁ^^
映画の日が1,000円、
オールナイトが1,200円、
5つポイントが貯まれば1本0円^^
頑張って観よう!!
次は記念の100本目だぁ~~~~~♪
「あら~」です。
この映画について、私のほうからこちらにリンクさせていただいきましたので、事後報告ですがお願いします。
ご近所のシネコンでは、火曜がメンズデーで男性1000円になりますよ~
いいなぁ、レディースデイですか(笑) ?
なんで男性はダメなんでしょうね>< ?!
平日なら、どうぜ空いているんだし、
1,000円でもその分客入りがよければいいのでは(笑)
感想はあくまで僕の私見ですから(笑)
人それぞれ感じ方は違うので、
しまりすさんはしまりすさんで観てみて下さい!
そして感想聞かせて下さい^^
実話を基にした映画は最近ハリウッドには多いですね?
多分良い脚本がなく、そちらの方に流れてるのではないでしょうか?
でも、実話だけに本当に練った脚本と
しっかりとした人物設定・人間関係を調査しておかないと
今回のようなことになると思うのですが・・・
とりあえず、低価格帯のときに出かけてみるとしますかね。
っておもって楽しみにしていたのに。
絶対観に行こうと思っていたのに。
そうなのか~
つまらないのか~
ちぇ~。
次に期待するです。
やはり、同じように感じられるものなんですね。
この事実をよく知っている人なら、
納得するのかもしれません。
「マスコミには嘘もある」でも、
「マスコミは良心的に対応している」ということを
言いたかったのでしょうか?
こういう描き方は、ちょっとずるいです。
本当に、スティーブンだけが悪いのか?
反省をしているようなそぶりはありますが、
それすら「うそっぽい」ような印象でした。
クリステンセン自体は嫌いではないのですが、
荒削りの『海辺の家』の彼のほうが、演技に
“欲”があったように思いました。
『海辺の家』また観てみようかな^^
イマイチのときはタダで見てもガッカリですよね。
前売り買われたんなら、期待もあったでしょうし・・・
TB、ありがとうございました。
そそ、かみさんはその番組を観てたらしく、
この映画を絶対観たいと言っておりました(笑)
しかもトムが製作総指揮なので(笑) ?!
でもこのあいだFNS歌謡祭に出てた
globeのマークは凄い頭でした(笑)
ふむふむレッドフォードですなぁ^^
この映画、なんだっけなぁ。。。この間、テレビでやってたんですよ。
映画の紹介のひとつで・・・この主人公のご本人様も登場して
捏造を繰り返していた頃のことを、淡々語っていました。
「ウソにウソを重ねる生活だった」と。
ほんと、ヘイデン・クリステンセンは、随分
垢抜けてきましたね。
私にはglobeのマークに見えて仕方ないんですけどね^^;;
この話題の後、昔何度も観た「大統領の陰謀」が観たくなりました。
記者が陰謀を暴くほうです。。。