早川 剛展（06）

　先日の記事でも（　「早川 剛展のご案内」　）お知らせした通り、早川 剛さんの個展に行って来ました。　

　天気も良かったのでこの個展に訪れる前に、神宮外苑のいちょう並木を散歩し、渋谷で「スーパーエッシャー展」を鑑賞して来ました　まさに“芸術の秋”でした～ 



　銀座1丁目にあるK’s Galleryへ
銀座には無数の画廊があり、前回行われたグループ展もご案内を受けながら、行くには行ったのですが場所がわからず、タイムアップで見ることができなかった経験があったのですが、今回は銀座で、しかもAＢＣマートのそば。　そして僕のお気に入りのウォッチブランドで頻繁に足を運んでいるＧＳＸ STORE 銀座のそば（もっともABCマートの対面ですが）でもあったのでですぐにわかりました（笑）　でも入り口はわかりにくかったですが

Ｋ’ｓ　Ｇａｌｌｅｒｙ

 

 

　このドア窓のトライアングル・カットがカッコ良かったのですが、中に人影があり自分ではいい写真が撮れなかったので、いつもお世話になっているブログ、「愉しみGRANDE-STYLE！」の愉しみさんの撮られた写真を、ご本人に快諾戴いて使わせて戴きました 

　入ってすぐに早川氏がおられ、１年前なので僕のことなど忘れられていると思っていましたが、かすかに記憶の糸は繋がっていたようです（笑）
　広さは２０㎡と大きくはなかったですが、壁面一杯に早川氏の作品が飾られていました。

　まず目に入ったのは「激情」という作品です。　サイズは１３０ｃｍ×２２０ｃｍと大きな作品でしたが、１年前に見た「炎」（早川 剛展（05））という作品に一番近い印象でした

激　情 

 

 



　　樹
熱風　　　　　　　　　　　　　 馳せる
雄叫び　 　　魂

 

馳せる

　
 


振　動

叫ぶ大地

 

 

　上の２点はキャンバスに杉板を使用しているのですが、板自身の表情が作品に微妙なコントラストとアンジュレーションを与え、面白さ（料理で言えばかくし味）を醸し出しています。

　大きいサイズの写真であればその味がわかるのですが、このサイズの写真ではわかりにくいのが残念です。

　しかし、この個展の雰囲気をその場で鑑賞しているかのように疑似体験できる「Ｗｅｂ　３Ｄ　Ｌｉｖｅ　Ｖｉｅｗ」が用意されているので、行けなかった方はどうぞこちらで楽しんで下さい

 

　僕が気に入ったのは次の３点でした　
素人的な捉えかたで恥ずかしいのですが、それは早川氏の破壊的な部分をオブラートで包みつつ、しっかりと自己主張だけは忘れないという感じを受けたからです

魂

サイズは６２．５ｃｍ×１５ｃｍですがインパクトがありますよね～ 

 
この盛り上がり感が伝わるでしょうか

 

鼓　動

イサムノグチの照明を傍らに置いてみたいですね～

 

 

  

燃える大地 

 

　どれも本当に力強い迫力のある絵画たちでした
早川氏自身はどちらかというと華奢な感じがする方ですが、どうやって自身のパワーを蓄積し、作品の上にそのパワーを注入できるのかは、話しているだけでは未知な部分も多かったです（笑）

　早川氏のお兄さんにも偶然お会いしましたし、またギャラリーのオーナーさんにもお会いできました。

　また、僕のブログの記事を読まれて、個展を見にいらした方も何人かいらしたと言うことを早川氏自身からメールで知らせて戴きました。

　できるならば、この次は制作風景を是非拝見したいと思う次第です