敵は犯人だけではなかった。
権力と法の罠が、室井管理官を窮地に陥れる。
警察庁と警視庁。二つの正義に挟まれた室井。
果たしてシロか、クロか!?
■監督・脚本 君塚良一
■キャスト 柳葉敏郎、田中麗奈、哀川 翔、八嶋智人、吹越 満、柄本 明、佐野史郎、真矢みき、筧 利夫、北村総一朗、小野武彦、斉藤 暁
□オフィシャルHP http://www.odoru-legend.com/
おススメ度 ⇒★★☆ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★
言いたいことを集約するには非常に難しいことがよくわかった映画だった。
『踊る~』から生まれたスピン・オフ作品の『交渉人 真下正義』。 そしてそれか4ヵ月後、この『容疑者 室井慎次』の登場。
『真下~』は実際よく彼のキャラが生かされた内容だったと思う。 しかし『室井~』は作品としてはやや不満足な出来であった。
その大きな原因は、今まで描かれていなかった、人間“室井慎次”を浮き彫りにしたかったのだろうが、『踊る~』の中では彼は、寡黙な男として描かれている。 この映画の中でもそれは例外ではなかった。 でも、『踊る~』の中では、他に動きのある派手なキャラがたくさんおり、そのキャラに比べ、静の室井が映えていた。 しかし、彼の“間”は、彼をメインに据えたこの映画ではダラダラして緊張感がない。 いつも決断性に乏しく、事件は現場で起こっている、その現場で相変わらずチグハグな水と油のような生活を見せようとしている。 でも映像からは何らその葛藤を感じることは出来ない。 その点、『真下~』はその性格そのものを見せつけた。 そしてある程度のスピード感もあり、新たに加わったキャラも生きていた。
新たな現場キャラとして、お馴染み一世風靡仲間の哀川 翔にキーパーソンに置いているが、それも何となく空回りしている。 なんでああいう工事現場キャラなんだろう。 むりやり新宿署も場末風味で(笑)
狙いとしては『真下~』での寺島 進の位置づけなのだろうが、イマイチ翔さんでは絡み合わなかったなぁ・・・
八嶋智人演じる弁護士も深みがないし、新米弁護士役の田中麗奈も普通だし、その彼女をかかえる柄本 明も最後に見せるのかと思えば素通りで、結局『踊る~』色のスリー・アミーゴズ(北村総一朗、小野武彦、斉藤 暁)の部分だけが笑えた。
大杉 漣はなんだったのだろうか・・・
ま、評価できるとしたら、田中麗奈に昔の彼女の話をするシーンだけだろうか。 人間“室井”が唯一出ていたのかもしれない。
広島に飛ばされた室井はまた戻ってくるのだろうか
2匹目までは良かったが、3匹目は救えなかったなぁ(笑)
君塚さん、脚本だけに集中して下さ~~~い
ついでに、これから観ようと思っている方、ビデオ(DVD)で十分かも
>どうコメントしていいか分りません。といいながらコメントしている僕って資源の無駄遣い? 真下がよかっただけに、、、。
でも、仰るとおりだと思いますよ。
『真下~』を観て、このより個性の強い『室井~』に観る側が期待をしないはずないですからね><
どうコメントしていいか分りません。
といいながらコメントしている僕って資源の無駄遣い?
真下がよかっただけに、、、。
内容は別として、やはり室井慎治のキャラに惹かれるみたいで映画館は入ってますねぇ(笑) ?!
次回あるとすれば、余程考えないと『踊る~』に影響してしまいそうですが(笑)
ヒットを続ける踊るのシリーズの中では、違う意味でレジェンドになりそうな感想ばかりですね。
広島に行った室井さんは、たぶん刑事部長か刑事部付の管理官でしょうから、ほとぼり冷めたら帰ってきますよ。
広島のお好み焼き屋で楽しそうに一杯やってるシーンも見たい気もしました
映画についてはTBもコメントも多いですので、
是非また覗いてみて下さいね^^
>ほんと、翔さん現場のおっさんみたいでしたねぇ
翔さん“らしさ”が出ていないのが残念でした><
『真下~』のようにはそのキャラを描き出せていませんでしたねぇ・・・。
近くの映画館で上映しているの、観たのばっかりだったので、この映画観たんですが、私はテレビで放映されるのでも十分かと
TBさせていただきました。
>誰がその役を演じるかが問題ですが
その通り、そこがポイントですよね^^
ここは凄く芸達者というか、鋭敏な説得力をもつ語り部(ストーリーテラー)がいいなぁ・・・。
やっぱり和久(長さん)さんのような感じの^^
>カラーがあるのかなぁ
カラー、ハッキリありますね^^
全体的にすっきりしない感じを受けました。俳優陣はとても豪華(実力派)ぞろいなのに、生きていなかった気がします。
「室井の側近が語る」という形、非常に興味ありです。
誰がその役を演じるかが問題ですが。
私自身はあまり監督や脚本の方を気にせずにいたのですが、やっぱりカラーがあるのかなぁ。
コメントのレスの順番が違っていてごめんなさい。
感じ方は人それぞれなのですが、
もう少し公開前にあれだけ期待させたのですから、
ヤマ場が、そして変化球が欲しかったですね^^
>結局収拾がつかなかったですね
脚本家と監督とは似ていて実は全く異なった性格のものだと僕は思います。
野球にたとえると名プレーヤーが必ずしも名監督になるとは限らない・・・。(ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが・・・)
>登場人物の描き方が中途半端で、誰にも感情移入できずに、何が言いたいのかよく分からない作品でした。
そうですね!
上にも書きましたが、人間室井を知る側近(この役は難しいと思いますが)に語らせたほうが良かったのではないでしょうか?
登場人物はもっとチョイスして欲しかったですねぇ。
薄っぺらい印象をもちました><
『交渉人~』で放ったらかしだった謎をこの作品で解いてくれるものとばかり思ってたんですが、まったく関係のない話になってましたね。
中盤までのストーリー展開はなかなかだったんですが、結局収拾がつかなかったですね。
登場人物の描き方が中途半端で、誰にも感情移入できずに、何が言いたいのかよく分からない作品でした。
『踊る~』らしさもほとんど感じられない作品で、本当に残念でした。
結構期待してたんですけどねぇ…。
TBさせて頂きます。よろしくお願い致します。
でも同じように思って下さる方が居てくれるって何だか嬉しい気持ちです。
ではまた遊びに来ますね。
>そもそも室井は表に出るキャラじゃないような!?
確かに『真下~』に比べるとそうかもしれません。
僕としては人間室井を知る人間が、室井自身はしゃべらなくても、その室井を知る人間が室井を解き明かしていくような設定にすればよかったような気がします。
例えば『踊る~』の和久さんと副警視総監(?)のような・・・。
真下のほうが親しみやすいキャラだからっていうのもあるし、そもそも室井は表に出るキャラじゃないような!?
でも「踊る」が好きなのでついつい観てしまいました。
これはこれって思うことにしてます~。
>期待してみなければまだいいのでしょうが…
でも、スピンオフ2作目。あれだけメディアで騒げば、期待も大きくなるものですね(笑)
>私は「和久さんも心配してましたよ」って所で泣いてました
そうなんですよね!
もう和久さんは『踊る~』には登場しないんですよね? とても寂しいです><
やはり同じような感想でしたね。
期待してみなければまだいいのでしょうが…。
でも「大杉連」って謎ですよね?
まだ続編があるのでしょうか?
私は「和久さんも心配してましたよ」って所で泣いてました。
「和久さ~ん!見てるか~い」って思いながら。
ヤッシーのキャラもいまひとつパンチがなくてガッカリでしたね。
>登場人物みんなツメが甘すぎますよね
『真下~』の時の個性が出ていなかったですね?
やはり監督の力量の違いだと思います。
脚本家は脚本に専念すればいいことで、自分を過信しすぎないほうがいいですよね(笑) ?!
>最後に自滅するシーンはガッカリでした
ホントですよね^^
へぇ~×ー20くらいでしょうか(笑)
シリアス路線にしては、登場人物みんなツメが甘すぎますよね。^^:
特に八嶋智人演じる弁護士が最後に自滅するシーンはガッカリでした(泣)
>本当に芸達者なベテラン俳優さんたちにはかないませんわ
本当にあの3人、何もしないで画面に映るだけで笑えちゃいますよね^^
ギバちゃんのNGも観てみたいですね(笑)
あると思うから、そのためにこのDVDを買いたいと思うほどです~。
本当に芸達者なベテラン俳優さんたちにはかないませんわ~
>スリーアミーゴーズがはずさないでくれた
あのカットだけが唯一、ホッとした部分ですね(笑)
あの3人、何もしないでも映像に映っているだけで笑えてしまいます^^
それぞれにキャリアのある役者さんたちだからこそ為せる技であり、
もしアドリブだとしたら、もっとNG部分もあることでしょうね(笑)
ギバちゃん、ゲラなのでそのNGも観てみたいですね!
>話に広がりがないんですよね
確かにそうでしたよね^^
もっと人間室井に迫って欲しかったですね!
なんだかごちゃごちゃしていて、うっとうしい部分もありました><
とは思ったけど、まあまあ、いけてるのではないかと。
スリーアミーゴーズがはずさないでくれたのが嬉しかった。
というか、ほんといつ見ても面白すぎ!!
アドリブですか?あれは。最高ですね!!
ご自身のレビューではっきり言っちゃいましたね(笑)?!
「○まらない」と^^
君塚さんは室井に何をさせたかったのでしょうか?
まさか自分を投影したいと思ったのでは(笑)?
灯りがついて、無言ほど怖い感想はないですよねぇ^^
お客さんは、たくさん入っていたし、エンドロールが終わるまで座席にいた方が多かったですね。>何かを期待したのでしょうけど、何もありませんでしたね。
それでも、無言で退出する方ばかりだった、ということは…。なんとも言いようがないですね。
>君塚さんは言い方悪いのですが、やりたい放題してしまった印象
確かにそう感じる部分はありましたね^^
>ちなみに大杉漣さんはムービー1にも公安部長としてほんのちょっとだけ出てた
なるほど、この一連の作品は過去の作品を復習しておかないと駄目ですね(笑) ?!
いやいや、カオリンさんの感性で是非御覧になって下さい^^
僕の酷評など気になさらずに(笑)
黄昏ている場合ではありませんぞ~^^
ドラマ版の演出をやっていた澤田鎌作さんに監督をやってほしかったなぁ・・・君塚さんは言い方悪いのですが、やりたい放題してしまった印象があります。
ちなみに大杉漣さんはムービー1にも公安部長としてほんのちょっとだけ出てたので、そのリンクではないでしょうか?
あぁ~、ダメですか・・・。そうなんですか・・・。(ちょっと、黄昏てしましましたぁ)
>続編が出来るとしたら、キーポイントですかね(笑)
う~ん、『真下~』の続編は観たいけど、これはいいなぁ(笑)
しっかり戻った室井管理官からスタートしてほしいなぁ^^
でもその他のキャラは微妙なのバッカリでしたね。
翔さんもね・・・残念!!
「なぜ広島に飛んだのか・・・!!」
続編が出来るとしたら、キーポイントですかね(笑)
酷評のようで楽しめるところは楽しめましたけどね(笑)?!
ただ新キャラを活かしきれていないので、キラキラしたのはスリー・アミーゴズだけ(笑)
脚本家のエゴで『和久さんは~』とか『青島は~』とか、
中途半端に出すな~って感じ でした><
>多分期待しすぎですね
寡黙がウリのキャラなので、期待しすぎないほうが変ですよね(笑)?
あの寡黙さは室井の過去のどこにその原因があるのか?
勝手に命題をつけて観賞したのに・・・。
真下はそもそもあの軽さとノリで良かったと思うのですが、映画のトーンまで室井になっていましたね(笑)?!
かなりじっくり見せようようとする演出
が仇になってしまった感じはしました。室
井のキャラが掘り下げられていながらも、
彼自身は何もしてないのがネック!?
たましょく的には、けっこー楽しめた部
分もあったのですが、人間関係が複雑で1
度では掌握しれきませんでした><
大杉さんって謎ですよね…。私はパンフを買わなかったのでわかりませんが、勝手に、あの娘の親父にしちゃいました。きった違うでしょうね(笑)
人間“室井”はあれで描ききったのでしょうかねぇ?
脇を上手く使えないのは、やはり君塚監督の責任だと思いますねぇ(笑)
ポイントがずれてます。
せっかく『真下~』が面白かったのに・・・。
かみさんは観終わったあと、「かったるいっ」と言ってました。正論だと思います(笑)?!
これは取り合えず観たということの事実だけ書きました(笑)
cyazさん的には評価低いんですね(笑)
ま、硬派な室井だからなぁ・・・しゃべらないからなぁ~って
思えば、あのクセある俳優陣脇で固めるのは
しゃべらない室井のためなのでしょうが(笑)
どちらかといえば『MAKOTO』のような印象の映画でしたねぇ~