『ベガスの恋に勝つルール』

□作品オフィシャルサイト　「ベガスの恋に勝つルール」
□監督　トム・ヴォーン
□脚本　デイナ・フォックス
□キャスト　キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー、ロブ・コードリー、レイク・ベル、トリート・ウィリアムズ、クイーン・ラティファ

■鑑賞日　８月１７日（日）
■劇場　チネチッタ
■cyazの満足度　★★★☆（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　キャメロン・ディアスのラブコメはある意味安心して観られるから不思議だ。　この映画も例外ではなく、あまり個性の強くないアシュトン・カッチャーとの共演でなかなか面白く、というか肩の力を抜いて観られて良かった。

　ストーリー的には少しニュアンスが違うが、かつてジェラール・ドパルデューとアンディ・マクドウェルが共演した『グリーンカード』のようなテイストだった。　本作はベガスのスロットマシーンで大当たりした３００万ドルの争奪戦、『グリーンカード』は文字通りアメリカ永住権を獲得するための偽装結婚。　しかしながら、それぞれ最後は恋に落ちる。

　ジョイ（キャメロン・ディアス）とジャック（アシュトン・カッチャー）の二人の恋の行方がテンポあるもの面白いものになったのは脚本の良さも手伝ったのだろうか。　そういえばこの映画の脚本家ディナ・フォックスは２００７年のバラエティー誌が選ぶ注目の脚本家トップ１０に選ばれているそうな。

　この映画のジョイ（キャメロン・ディアス）のファッションもなかなか魅せてくれる～　野暮ったいジャック（アシュトン・カッチャー）も段々まともに見えてくるから不思議だ（笑）

　クイーン・ラティファは前作『ヘアスプレー』よりインパクトはなかったけど、なかなか味があるふところ深い演技だった。
　
　エンドロール前に席を立った人は最後のオチを観ていないだろうが、あの役もう少しインパクトの強い役者だったらもっと笑えたのになぁ・・・。　チョットそこが惜しかった。　『ホリデイ』の印象も強いだけにあの役、到底無理かもしれないけどジャック・ブラックってのはどうだったんだろう（笑）　或いはマイク・マイアーズ（笑）　カメオでもいいじゃん（笑）

　キャメロンと言えば古くは『メリーに首ったけ』、最近では『ホリデイ』がこの作品と同じようなテイストの作品だが、中にはシリアスな『イン・ハー・シューズ』やアクション映画の『チャーリーズ・エンジェル』等、また僕の記憶には強く残っているあの『マルコヴィッチの穴』での「え～、これがキャメロンなの」とビックリの役柄も（笑）　順風万般にキャリアを重ねてきたキャメロン・ディアスだが、それは証拠に米経済誌フォーブスが２００７/６/１～２００８/６/１の１年間に稼いだ額を試算した恒例の「最も稼いだハリウッド女優トップ１０」で見事第１位に　その総収入は約５４．７億円だったそうです
　ちなみに男性はウィル・スミスで約８６億円。　もうすぐ彼の『ハンコック』も公開ですね～