『ジョーカー・ゲーム』

 

□作品オフィシャルサイト　「ジョーカー・ゲーム」
□監督　入江 悠
□脚本　渡辺雄介
□原作　柳 広司
□キャスト　亀梨和也、深田恭子、伊勢谷友介、小澤征悦、小出恵介

■鑑賞日　２月１日（日）
■劇場　ＴＯＨＯシネマズ川崎
■cyazの満足度　★★★☆（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　　ジャニ系映画がコンスタントに続きますねぇ・・・。
　　さて、今回はちょっと骨太な作品を観ることができるかな（笑）

　第２次世界大戦前夜の陸軍士官学校。　上官の命令に背き、極刑となるはずだった
　嘉藤次郎（亀梨和也）は、陸軍内に極秘裏に設立された諜報組織「Ｄ機関」の結城
　中佐（伊勢谷友介）に助けられる。　数々の訓練を経て諜報員となった嘉藤は、
　初めての任務として、米国大使グラハムが持つ「ブラックノート」と呼ばれる
　機密文書を奪取するよう命じられる。　しかし、そんな嘉藤の前にグラハムの愛人
　でもある謎の女リン（深田恭子）が立ちふさがる。

　正直言うと、亀梨クンが００７シリーズのような、いわゆる男の色気をいっぱい
　振り撒きながらも、しっかり仕事はこなすやり手スパイを期待しても、それは
　最初っから無理な相談だったのかなぁ（笑）
　彼なりに監督やスタッフと相談し、目一杯演じた末のことなんだろうけど、
　それは観ている側からすると、力が入り過ぎていて、心地よさがなかった。
　嘉藤が優しい心を持っていることは十分過ぎるぐらい分かるのだけど、生死の
　間を駆け抜けるにしてはちょっと線が細かったかなぁって感じ。
　むしろ、『バンクーバーの朝日』での演技のほうが絶対に良かった
　リンを演じる深キョンにしてもしかり。　あのふわふわとした雰囲気の深キョンに
　アクションはタブーでは（笑）
　むしろ、最近演技にも磨きがかかってきて、脂ものってきた伊勢谷友介をメイン
　に据えたほうが良かったのではないかなぁ。　もちろんサブ的役割なのだが・・・。
　小澤征悦や小出恵介にしても、魅力的な配置ではなかったような。
　ま、ビルの間を飛びまくる亀梨クンの影武者（スタントマン）がはっきり本人と違う
　ってわかるところは、それってマズイんじゃないの～