ちゅーたのたび

人生メロメロ奮闘記!?

The Life We Bury 償いの雪が降る

2019-04-05 | 本と雑誌
 
随分前に買った本。
ぼちぼち読み始めていたが
これを読みだすと何故か用事が入ったりして
なかなか先に進まず
しばらく離れていた。
今日は何故かがっつり読み込めた。

主人公:ジョー・タルバート(21歳)
彼が大学の履修科目・伝記執筆のために
とある老人ホーム・ホスピスに向かう。
そこで紹介された老人というのが「殺人鬼」
純朴なジョーはネタに尽きないだろうと思い
その老人の伝記を執筆することを決める。
ジョーには問題のある母と自閉症の弟がいる。
そんな家族の問題を抱えながら
「殺人鬼」カールの取材を始める。
ところが、カールは30年以上も刑務所に入っていたにもかかわらず
無罪を主張。
かといって再審を求めているわけでもない。
それには理由があった。
そんなカールの当時の資料を読んでいくうちに
あることに気が付く。
本当に無罪かもしれない。
ジョーは行動に出るが・・・・・・・

どんどん「ジョー」に引き込まれてしまう。
純粋な上に、芯が強く、心根の優しい青年。
「〝殺すこと〟と〝殺害すること〟は違うんだ」というカールの言葉に
はじめはわからないが
それがどういうことなのか
読者にもわかるように話が進んでいく。
サスペンスかな。
ミステリーってほどではないな。
〝無罪〟のヒントをつかんだ時に出てくる刑事・ルパートが
これまたいい人で。
さらに友人・ボーディーが「冤罪証明機関」で働いているとやらで
紹介してくれたり。
この刑事と友人が続編というか
この後の作品で出てくるらしい。
読んでみようかな。
とおもったら、日本語訳が無い・・・・・・
務台さん、全部翻訳してくれないかなぁ・・・・・・

そもそも、この本を手にしたのは
全く何も知らず
ただ何かの雑誌のおすすめに載っていたから。
「償いの雪が降る」という日本題。
何故か読んでみたいと思ったんだよな。
それ以外の理由は無い。
だけど、読んでみて
冷や冷やさせられ、ドキドキさせられ・・・・・
確かその時の紹介文の中にも
「この後どうなるのかと気になってどんどん進んでしまう」
のようなコメントがあった気がするが
本当にそうだった。


さて、今日の運勢。

憤怒の時はよく耐えよ。のちに楽しき事ある故

これは明らかに昨日のことだ。
あぁ、昨日憤怒したから
今日は本を読んで楽しめたってことか!?
えぇ~~~~?