6月3日の投稿で
触れましたが、
今日は不動明王(ふどうみょうおう)のこと。
明王の中で
特に有名で親しまれているのが、
不動明王=“お不動さん”
古代インド語では、
アチャラナータといい、
アチャラは「動かない」
ナータは「守護者」を意味し、
全体としては「揺るぎなき守護者」の意味だとか。
大日如来が
「一切の邪悪を取り除こう」
という願いのために
変身したのが
この不動明王といわれています。
やさしくするばかりが、
仏の心ではないゾ
と言っているようです。(笑)
唇をかんだ
怒りの顔
右手に剣、左手
に羂索(けんさく=縄)を持ち
背中に炎
この3つ揃えば 不動明王だとか。
剣には、
煩悩を切り捨てろ。
羂索には
迷いの道に、迷い込む人があれば縛ってでも救うぞ。
背中の火焔光背には
煩悩を焼き尽くすぞ。
という
メッセージが込められているらしい。
不動明王の
左右の目の大きさが
違っているのは、
一方は地を見て、
一方では天を見ています。
これを
天眼地目(てんげんじもく)
と言うそうです。