今日はほぼ曇りの一日、でも気温は16度程あるみたいだし、この時期一番気になっているカツラの木の開花を確認しようと、山鼻川緑地の散歩に行って来ました。
ちらでは川に沿って何本かのカツラが植えられていますが、どの木も花が咲いていて、ごく小さく愛らしい花ですが、今まさに見頃を迎えたといった様子です。
10日ほど前に同じ場所で見た時はまだ蕾でしたが、北海道の春はせわしなく、気を付けないと、1週間でガラリと様相が違うと言う事がよくあり、うっかりすると一番いい時期を見落としてしまうので、こうしてお天気には関係なく、時間がある時に見ておいた方が良いのです。と、たまたま結果オーライだったのですが。
ここに植えられているカツラの木の多くは雌木ですが、雄木も少しあり、雌花の優しい感じに比べ、こちらは逞しく見え…何て言うと今の時代は…ですが、実際に木を見ていただくと、その感じは伝わるのではないかな?と自己弁護ですが。
藻岩山麓はカツラの木が多く、特に円山公園とかは有名ですが、この灰色だった山肌に最初に色を付けてくれるのがカツラの木で、次がキタコブシ、そしてヤマザクラ。
こうして北国の山の春の魁となり、やがて出て来るハートの葉が可愛くて、落葉となると良い香りがしてと、大好きな木です。
他にもいくつか春を見つけ、白い花はキタコブシ?園芸種のモクレンかな?でも、こうして雪しか無かった場所で、花を見かけると嬉しいし、花は無くとも、はちきれんばかりになったヤナギ、かなり大きくなってきたナナカマドの葉、アジサイの芽、夏になると気にもならないそんなのを見ると、今はとても愛おしくて。
今日11日は、道南の松前で桜の開花宣言が出たそうで、平年よりも16日も早い開花は記録上最速だそうです。
札幌も今年は近年になく雪が少なく、温かな年なので樹木の花が咲くまでの通算気温が例年より早く進行しているそうで、桜の開花予想は何と次の日曜日16日となっています。そして平岡公園の梅林の開花予想は20日だそうで。
毎年の事ですが、北海道の梅の開花は桜に遅れをとります。「本州の梅を見習いなさい毎年サクラさんに遅れをとって恥ずかしくないの!」と怒ってはいけません。北海道の梅の個性だから…でもまあ、楽しみな季節がやって来たのは間違いありません。
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