札幌も先週の土曜、１５日に桜の開花宣言が出ましたが、これは観測史上もっとも早い開花だそうで、嬉しい反面、少し異常な気がしないでもないのですが、それはさておき、３月に書いた｢春の芽を探してお散歩に｣の続きで、中島公園の様子はどうなっているか？を見てきました。
ここで咲いていたのはエゾヤマザクラですね、別名オオヤマザクラとも言い、北は樺太まで咲くと言う北方系の桜だそうで、ここで写したのはそのサクラですが、木によって遅いの早いのと色々個性があるから、長く楽しめるのですよね、ありがたい事です。
一番先に見頃になって、色よく咲いていたのは豊平館の入口で咲いていた木で、これもエゾヤマザクラだそうです。
他の桜はどうなっているかを見てみると、こちらはソメイヨシノで、標本木よりやや遅れているのは、冷たい池のほとりに植わっているからかもしれません。
大好きなチシマザクラも池のそば、だからかはわかりませんが、濃いピンクの蕾が花を待ち遠しくさせてくれます。楽しみにしておきましょう。
ほかにも空を見上げると、これまた大好きなカツラの木が愛らしいハート形の葉を出していて、シラカバやらキタコブシ、ナナカマドの葉にハウチワカエデ。
地を見るとエゾエンゴサクやキバナノアマナ。エゾエンゴサクやカタクリは見頃を迎えているのですが、生えているのがまだ開園前の日本庭園の中で、これはその生垣越しに写したもの。きっと管理者も想定外の気候で、準備に戸惑っている事でしょうね。
散歩が終わり、やはり桜の後はビールでしょう！と、北海道限定販売のサッポロ・クラッシック(の春限定醸造)、大好きな沖縄のビール、オリオンを買って池の周りのベンチに並べ、喜色満面で(?)飲もうとしていた所にアオサギが降り立ちました。
見てると、そっと抜き足差し足で魚に近付き見事捕獲。この魚はウグイでしょうか？普段は生臭いウグイですが、冬の時期は臭みも少なく、食用にする地域もあると言う事ですから、アオサギも旬がわかるグルメなのですね？
美味に満足して(?)水から上がったアオサギのそばを、オシドリの夫婦が通り過ぎて行きます。水ぬるむ季節に向け一直線…とはならないにしても、かなり早い足どりで春が来ている札幌です。