daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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あさひ寄席に行って来た

2023-11-22 | ノン・ジャンル

今年五年振りの開催という「あさひ寄席」、先日の落語会から中一日でまた落語は初めて。皆さんも楽しみにしていたとみえ、会場一杯の300人の入り。お足元のお悪い中一杯のお運びで…とは演者・主催者の台詞ですが、まずは盛況で何より。

この日は札幌市出身の二つ目柳亭市童、常呂町出身の真打、橘家富蔵という北海道出身の落語家二人が出演。※常呂町は現在北見市

寄席の無い北海道からの落語家、と言うとあまりイメージが無いのですが、今人気の若手で小気味よい江戸弁の柳亭小痴楽、そのお父さんの五代目柳亭痴楽は当別町の出身だそうですし、病気で廃業しましたが笑点にも出ていた三笑亭夢之助は札幌出身。そして今回の二人以外にも何人かが活躍中。道産子としては応援しなくては。

 

演目は南平亭恵朝の「死神」でスタート。圓朝作の噺で寄席ではトリが演じる大ネタ。

前座は「金明竹」とか「道灌」でしょ?は、本人も承知の上でアマチュアならではの特権。 因みに彼女は地元テレビ局のアナウンサーだそうで、聞きやすく良く通る声ははさすが。

柳亭市童は、お馴染み"飯炊きの権助"が主人公の「権助芝居」。彼は柳亭市馬の総領弟子だそうで、小気味よいテンポと明快な口調は、どこか師匠を感じさせるものがあり、今はまだ二つ目ですが、落語協会の香盤から見ると、そう遠くないうちに真打の声がかかるのかな?ぜひ頑張って下さい。

切り紙のキリガミスト千陽(チアキ)は道内で活動し、後で橘家富蔵がマクラで言っていましたが、彼と同郷の常呂町の出身だそうです。

トリはその橘家富蔵で、演目は「鰻の幇間(タイコ)」。本来幇間は置屋に所属する立派な芸人らしいのですが、落語に出てくるのは大概、どこか抜けた"フリーランス"の「野だいこ」。その野だいこが取り入ろうと思った相手がワルで、騙され一人残され支払いだけが残り… そんな野だいこの悲哀を、重くならず聞かせてたのは、この噺を得意ネタの一つに上げている(落語協会HPより)橘家富蔵ならではでした。

 

さて、今日11月22日は語呂合わせで、「いい夫婦」の日なのだそうで。

落語で良い夫婦というと「幾代餅」とか「芝浜」かな? また明日23日は「いい兄さん」の日で、兄貴の噺となれば「ねずみ穴」とか「妾馬」かな?とCDを聞く日が続きそうです。



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