先日のこと、豊平川河畔を散歩していると、二羽のカラスがけたたましく鳴きながら小動物追いかけているところに出会いました。見るとまだ一歳未満?とおぼしき子狐で、なんとか草の茂みに逃げ込んでセーフ。
キツネは北海道ではエヒノコックスを運ぶ嫌われ者だし、カラスも嫌われ者。でもまあ、この場は小さきものの味方と言う事で、逃げおおせて良かったとしましょう。
それにしても以前見かけた鹿といい、この日のように狐に出会うとは自然豊かな札幌で。ま、熊にだけは会わないよう気を付けましょう。東区で人が襲われた例もあることだし。
中一日空いてこの日は同じ道を通り真駒内まで散歩。川沿いから見る藻岩の山麓は葉がすっかり落ちて晩秋の景色ですが、残る落葉松が低くなった日差しを浴びて綺麗。
いつもより少し遠目の散歩をし南区民センターへ。みなみ落語会というのは初めてですが、四年振りの開催だそうで、柳家三之助が「転失気」と「芝浜」の二席をたっぷり二時間。
お馴染みの話ですから、普段聞くCDと違うナマの目配りや所作など、噺のシーンを思い浮かべながら楽しく見せてもらいました。そして芝浜かぁもう年末だものなぁ…とも。
講堂に椅子を並べ、楽屋にあたる部分はパーテーションで仕切ってという手作り感あふれる舞台は大衆芸能の原点とも感じられる温かさ。これでゴザに座布団でとなれば、もっと雰囲気が出たのでしょうが、今の高齢化社会ではそれはキツイですからね。
私も含め見回す限りリタイア世代が大半。落語などを聞き笑う事は健康にも良いのだそうで、ナチュラルキラー細胞が活性化し免疫力向上とか、笑う事で血管が拡張され血圧を下げる、唾液が増加しドライマウスの改善に…など、思い当たるポイントもいくつか。
何より毎日が笑って過ごせたらハッピーですからね、落語聞いて笑いましょう!ご同輩。