daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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ついにザ・バンド最後のピースが…

2025-01-28 | 音楽つれづれ

70年代は本格的なロックの幕開け。その頃ザ・バンドの名前は聞いた事があったとは思うのですが、当時はさして興味が湧かず聞かずじまいでした。

それがディランとバンドのライヴ 「偉大なる復活」の中で、リチャード・マニュエルの歌った「アイ・シャル・ビー・リリースト」に衝撃を受け、このバンドに興味を持ったのが74~5年頃だったと思います。

思い出はセピア色…みたいな写真が並びましたが、これはオリジナルに近い色なのです。それはともかく、確かに半世紀も前のアルバムなので、ウェットな思い入れは乾いてきましたが、印象に残るバンドでした。

そして最初のアルバム「ミュージック・フロム・ビック・ピンク」を買い求め、「南十字星」なども買ったなぁ。ラスト・アルバムとなった「ラスト・ワルツ」も感動的だったし、ゲスト陣も豪華なのは、彼らがミュージシャンズ・ミュージシャンだった事を思わせます。

オルガン好きの私としては、最初のアルバムに入っている「チェスト・フィーバー」は印象に残る一曲で、ガース・ハドソンの弾くローリー・オルガンに導かれて歌が始まりますが、このオルガンがカッコいいのです。

ロックやジャズで多く使われるハモンド・オルガンは、トーン・ホィールを使ったアナログ的な発振で、ローリー・オルガンはエレクトーンなどと同じ電子発信。と言うかハモンドが特異なのですが、それに比べ電子発信は多少味付けが薄い(?)、その分スッキリした音でファンも多かったようです。

ガース・ハドソンは音楽理論に詳しく、仲間からその話を求められた時は授業料をとったとか、ローリーのオルガンを使い続けたのは、多くが使うハモンドに対する天邪鬼な反骨心だったから…等の逸話も多いようですが、あの印象に残る豊かなアゴ鬚と共に、記憶に残るミュージシャンでした。

そのガース・ハドソンさんが、先週の21日に亡くなられたそうで、87歳でした。

アイ・シャル・ビ・リリーストを歌ったリチャードさん、ベースのリックさん、ドラムのリヴォンさん、ギターのロビーさん… 最後に残ったガースさんもですか。

皆さん久々の再会となったでしょうか? 空の上からまた、あの音楽を響かせて下さい。そしてどうぞゆっくりとお休みになって下さい。

関連の過去ブログ 「ロビー・ロバートンとザ・バンド」 (2023/08/13)



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