オッサンパパ、ときどきムスメ、ところにより嫁

オッサンのパパ。ヤンチャムスメ。破天荒嫁の日常。

平等でないし公平でもない

2023-02-05 12:39:53 | 日記
平等と公平。似たようで違う言葉。

平等は、元々の土台関係なしに、チャンスは皆に与え、どうするかは本人次第。

公平は、元々の土台を考慮してチャンスが皆に行き渡るようにする。

なので、平等は不公平。公平は不平等となるわけです。


友達の息子が高校へ行くときのお話。

野球が上手くても、見える人にしか見えないある道を歩かせないと、注目浴びて上に行けることはない。

まさにそれ。彼より下手な人間が土台のおかげでその道を歩き、彼は土台がないからその道を歩くことができなそうだ。

まぁ、未来は未定であって確定ではないので、もしかしたら将来…ってのもあるが

アピール下手らしいのでどうなることやら…


話はここからです。

私の身近にもいた。
そいつはめちゃめちゃ身軽だった。宙返りとかポンポンやる。
体操やってたらしい。私も身軽な方でしたので同じ体操クラブに入った。

床運動を一緒にやったときに、別のレベルだなと常に感じてた。

私が出来ないのか?前宙、バック宙、伸身、ひねり全部できたよ私も。

でも別格。すべてが高く、すべてがキレて、そしてキレイだった。

今のようにインターネットもSNSもない時代。
彼は街のスポーツクラブから上に行くことはなかったな…




同じクラスに、絵に書いたようなサッカー少年がいた。

兎にも角にもサッカー一筋。まだJリーグなんてない。ワールドカップなどで渋谷に集まるなんてこともない時代。どちらかといえばサッカーより野球って時代。

そんな時代に珍しいサッカー少年は、当然体育の授業や部活でサッカーやらせたら誰にも負けなかった。彼がボール持ったら最後ってみんなに言われてたっけ

ただ、片田舎のスポーツでも学業でも有名ではない学校。

誰か見に来るわけでもなく卒業。

数年後Jリーグ始まったとき、サッカーに興味はなかったが、そいつがいるかも!といろんなチーム見たけどいなかったな…


世の中には注目されてないだけで、埋もれてるやつは一杯いる。

今はSNSやインターネットとか言うけど、それだって完全じゃない。

そういう人材を発掘する物を国は作ったほうがいいと思う。

そこそこ上手くてアピール上手な人間や、土台やコネを上手く使える人間だけが上に行く社会なんて、平等とも公平とも言えない。