紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

リフォームの間取りのコツ?昔との違い。

2009年09月15日 | 家づくり。プラン(間取り)の話

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昔のお家の間取り。で多いのが、、、

日当たりや向うの景色など、敷地の中で一番イイと思われる所に、玄関やそれに続く応接間、座敷があって、またその面積も結構とっているパターン。

もちろん、玄関はお家の顔だから大切。広ければちょっと玄関でお客さんとお話できるし、本格的にお客様をお迎えする応接間や座敷も大切

ただ、そういうスペースがとても明るくて・広いのに、それに比べ、普段居る』キッチン+ダイニング、茶の間がかなり暗い所に押しやられ、そして広くない。。。

そういう事になると、やっぱりあまり心地よくないのでは?と思います。

《もちろん、昔は仏事などもお家で行なって皆が集まったりする事も多かったでしょうし、来客も多かったし、またお客様をとっても大切に考えたから、それはそれでその当時の生活習慣・考えに符号していたのです。

そして、今でもそこを大切にお考えになるのも当然だし、また今でも来客の多いお家・親戚の皆様などがお集まりになる続きの間が必要。というのも全く当然

ただ、普段長く居る所にかなりのしわ寄せがいくのは、気持ちよくない。と思うのです。

そうですよ。普段の『心地良さ』をしっかり考えた上で、そういうスペースがきちんと『ハレ』になる様にしっかり考えて両立させれば良いのです。頑張りま~す(笑)》

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だから、間取りから変える大規模リフォーム=リノベーションでは、

玄関や応接間がとっていたスペースを、いつも普段居る場(リビング・ダイニング・キッチン)に分けてもらって、『心地よくなる様に』、間取りをガラっと変えて提案させてもらっています。

(そうは言っても、色々な敷地の制約・お気持ちの問題から『玄関の位置は変えないで。』『応接間はソノママ残す様に。』などとご要望頂く場合も多いですから、そういう場合はその条件の中で、できるだけ頑張っています)

ただ今リノベーション中のU様家。

Img_6873

丁度真ん中にある柱を境に、右側が元の玄関スペース左側は個室でありました。

どうです。

この元の玄関スペース。光の入り方と言い、外部への開放感と言い、良いでしょ~。

この元の玄関スペースは、リビング広間(応接スペースを兼ねます)になって、ちなみに左側の元の個室はリビング広間につながる和室となります。(リビングにつながる茶の間みたいなスペース)

つまりは、

普段団欒できるスペースが南側のイイ場所光も開放感も眺めも)に来て、また「風の抜け」もググ~んとよくなって、かなり「心地よい」のではと思います。

そしてこの写真は、新しいキッチンが来る所に立って南側を見た眺め。です。

ちなみに、

新玄関は、先ほどのリビング広間の更に右側に移動してもらって、更にその右側には既存の続きの座敷がそのまま残っています。

《この玄関と座敷のつながり方も、なかなか風情ある、おもしろいものとなりますので、それもかなり楽しみであります。》

ただ、その代わり、元あった応接間はなくなっています。(リビング広間空間に「応接スペース」として、ソファなどを置くスペース確保していますが)

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まっ、一つの例ですが、

またいつかリフォームしたいな~とお考えの皆様。

ご自分のお家の間取りにご不満があるのであれば、一度玄関に立って、『ココがリビングの一画だったらどうだろう?

な~んて想像してみるのも良いかもしれませんよ。

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