紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

屋根。上から下から。

2018年06月22日 | 豊かな暮らしを拝見

昨日今日とひさびさに良いお天気です。何かこう気分も晴れやかになりますね!

さて、梅雨の中でも大工さん職人さんの頑張りと工夫で順調にすすんでおります和歌山市秋葉町のS様家。

棟上げ後の進み方をちょっとおさらい。

棟上げ後は垂木(タルキ)と呼ばれる屋根を支える木を打って、その上に野地板と呼ばれる板を打って屋根の形をつくります。

こんな感じに。

その上に、

ルーフィングと呼ばれる防水紙を張って、その上に屋根材を施工していきます。

この頃の現場では、屋根の上では屋根屋さん。下では大工さんが作業を同時にすすめています。

大工さんは、

屋根の裏の板(軒天と呼びます)を仕上げています。色々な仕上げ方はありますが、こちらのお家は杉板を下から打つ手法。

張っていってるの分かります?

タルキの状態ではこうだったのが、

こうなるわけです。

ただ、縁側の屋根の裏は、

いつもやるこの方法。綺麗なタルキ(化粧タルキ)の上に綺麗な吉野杉の野地板(化粧野地)を打ってそのまま見せる方法。

先程はタルキの下に杉板張っていましたが、こちらはタルキの上に杉板で両方見える手法。

お家の外観の雰囲気や、お客様の好み、室内からの見え方など総合的に考え合わせて軒天の手法は変えていくわけですが、ここまでくれば現場もさほど雨を気にせず仕事を進めていくことが出来ます。

そうそう、屋根の施工もほぼ終わっております。長くせり上がっていく「大屋根型」のお家ですから、屋根の美しさが勝負なわけですが、なかなか上手く仕上げてくれたのではと思います。

はい、というわけで今週はここまでですが、週末・来週と色々と楽しみなことがありますので、来週もお楽しみに。

皆様、良い週末をお過ごしくださいませ。

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

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