紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

違和感。。

2008年11月26日 | 家づくり。プラン(間取り)の話

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この一月弱ほど、悩みに悩んでいたSi様の第2回プラン。

ようやくが見えてきました。

お家の核となって、プラン上でも一番ネックになるであろう部分に、一つの解決案がうまれ、そしてそこと他の部分(リビングだとかダイニングなど)とのつながりが形になると、

後は早い早い。

水廻りや2階の寝室・子供部屋などなど、ほとんど一日でまとまってしまいました。。

こうなると、今まで悩んでたのは何だったのか?となりますが、

色々悩んでる最中に、色んな部分を「あーでもない。こーでもない。」と考えてきたから、スカッとまとまる訳で、決して無駄じゃ~こざいません(笑)

・・・・・・・・・・

さて、そうなると、あとは、構造の事、窓や各入り口の開口部のとり方、テレビやダイニングテーブル・ソファの位置を再確認して煮詰めていくと、

第2回目プランは出来上がりっ。

という事になるかといいますと、、、、

・・・・・・・・・

実は、その前に大切な確認があります。

それは、

各部屋のバランス」の確認。

リビングやダイニング、キッチン、和室、はたまた玄関、などなど、プランを全体的にながめて、そんな各部屋の大きさの対比が適切か?を確認します。(趣味室の様な部屋や、書斎などはこの限りではないでしょうが)

今挙げたところですが、、和室などは、趣味的な要素も強く、そのお家の考え方・使い方によって小さかったり大きかったりするけど、リビングと一体に使う場合などは、やっぱりバランスを考えなきゃいけません。

・キッチンだけがやたら大きい狭い。とか、

・リビングなどと比べて、ダイニングが小さい。とか、

・リビングだけがかなり広い。とか(これ案外あるんですよ)

・和室とダイニングに挟まれて、リビングが何だか大きなローカみたいだぞ。とか、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いやいや、

・リビングとダイニングとキッチンの動線がどうだ?とか、

・ダイニングの大きさはダイニングテーブルを置いても、この位余裕があるから大丈夫。とか、

・リビングはソファどこに置いて、テレビまでのひき・窓までのひき(ひき=離れている距離)がこの位あるから大丈夫。だとか、、

そんな簡単な事じゃ~ありません(笑)

・・・・・・・

部屋と部屋のバランス。空間と空間のバランス。

下書きしたプランを全体的にながめて、何だか違和感を感じないか?をじっくり確認致します。

そうして見ていると、やっぱりちょっとダイニングのボリュームが足らないんじゃないか?とか、リビングが大きすぎやしないだろうか?等が出てくる事もあります。

そんな場合は、プランを修正します。

修正で済めばいいけど、全体的なバランスとなってくるとあちこち動かさなきゃいけないから、修正しだすと、案外初めに近いところから、プランを作り直している場合も多いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

となってきますと、

やたら難しい話の様になってきましたが、、

簡単に言うと、

全体的なバランスの良いプランって、プランの形がキレイなんです。

無理がないと言うか、自然というか、

プランをプランと考えなくて?ただ平面に書かれてある図形ととらえても、バランスが良いからデザインが良い。

そうして見ますと、やっぱり、すごい建築家のプラン(間取り)は、とってもバランスが良く、キレイなんですよ。

(じ~っと、プランに見入ってしまう位)

例え床面積が30坪ない「小さなお家」でも、バランスがイイのです。無理がない。変な違和感もありません。

いや、バランスが良いからこそ小さなお家」となれるのですがね。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、記事を書いてきましたが、

おそらく意味不明ですね(笑)

すんません。。

「プラン」の中の「たまり」だとか、「バランス」なんてのは、まず上手く説明できないのです。。(なら、なんで記事にしたのでしょう(笑))

ほとんど、設計するモノの訓練した感覚の話。

だけど、それは設計する個人個人のそれぞれのモノサシでの感覚か?というと、たぶんそうじゃなくて、分かっている人の中では共通の感覚で、

チラシやHPなんかで、お目にかかるプランを見て、

「バランスが悪いね~」とか「たまりがなくて、魅力がないね~」等という話が出来ます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなバランス。

図面を見て、お施主様に分かって下さいと言っても難しい話ですが、

(お施主様は部屋部屋の要望をおっしゃるだけですから。。稀にそういう所が分かるスーパーなお客様がいらっしゃるんだから、恐ろしい(笑))

分からないからこそ、僕達プロは妥協する事なく、一生懸命しっかり考えなきゃいけない。と思っております。

と、なると、格好のつけすぎですか(笑)

それでは、今日はこの辺でドロン致します。。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人間が生活する空間が「家」ですから、やはりいろ... (木霊)
2008-11-30 13:58:02
人間が生活する空間が「家」ですから、やはりいろんな意味で「バランス」は大切ですよね。
その上で「家相」を見るのは大変なんです。厳密にやってしまうと、多分家なんてできないんじゃないかと思ってしまいます。快適に生活ができて、家相的にもそこそこ良い、これもバランスです(笑
返信する
木霊様、こんにちは。 (hiro)
2008-12-01 17:42:27
木霊様、こんにちは。
コメントありがとうございます。


家相ですね。
厳密にやってしまうと、、、
そうですよね。
そうそう。
「そこそこ」が一番大切ですよね。
だけど、そういう風にバランスとって。って所が、
色々「思いこみ」や「思い」、そして今までの「経験・常識」など等があるから、難しいんでしょうね~。
返信する

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