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この本、家内が図書館から借りてきたものですが、面白そうなので読んでみました。
確かに面白かったです。
そして、東国原 宮崎県知事の「集中力の凄さ」と、「信念の強さ」を見たような気がします。
東国原知事が、「人生を変える」きっかけとなったのが、氏曰く、以下の通りだったのだとか…
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実は私も、『派遣切り』ではありませんでしたが、過去に職を失っていた事があるのです。風俗店に出入りしていたことがマスコミに報道され、社会的なモラルを問われて自主謹慎をし、仕事が全くなくなってしまったのです。
しかし、この事件をきっかけに、私は人生を変えることができました。考え方を改め、勉強をやり直し、違う自分に生まれ変わったのです。
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事件をきっかけに、勉強を中学校の教科書レベルからやり直し、高校→大学受験へと自分を導いたそうです。
元々東国原知事には、幼少の頃から、2つの夢があったそうです。それが…


結果的にその両方を叶えたわけですが、そこに至る経緯が凄い。
東国原知事は、「最初」の大学受験では、憧れだった早稲田大学と専修大学を受験したそうですが、「先に合格がでた」という理由で、専修大学へ進学します。
この著書でも述べていますが、早稲田大学にもどうやら合格していたらしいのですが、とにかく先に合格が出たという、非常に簡単な理由で、専修大学経済学部へ進学します。
そして、お笑い芸人になるという夢が叶います。
そして、先の事件で、マスコミから叩かれて、「自主謹慎」することになります。
その時、既に年齢は41歳…。
それでも、もう一つの夢である「政治家になる」という夢を実現させるために、心を入れ替えて、それこそ「自分を劇的に変えて」猛勉強に励みます。
その時の「集中力」は、「絶対に政治家になる」という目標に向かい、それを決めたら一切迷わずに突き進むことで、凄まじいものとなります。
しかも、せっかく勉強するのだから、「憧れ」の早稲田大学へ…ということで受験のための勉強をこなし、見事に合格して、第二文学部へ進学します。
ここまでの過程で、何が凄いかと言えば、一番大きい目標を掲げて、そこから逆算して、そのためには何が必要か…ということを突き詰めていることです。
しかも、ご自身が41歳当時にそれを実行しているということは…
「自分を劇的に変えるには、別に年齢なんて関係ない」
と言う事。
つまり、年齢が50代であろうと、60代であろうと、今その瞬間から変えることができる…というわけです。
目標を立てたら、迷わない。
目標を達成するために必要なことは何か…。
なかなかできないことだけれど、共感はできます。
自分を省みることができる…。
講義中に、教授と「無言の対話」ができるほどに、「集中力」を高めることができる…。
そのヒントが、この著書にはあるような気がしました。
早稲田大学の第二文学部を卒業すると、興味ある「政治」を勉強するために、政治経済学部へと進学します。
政治経済学部の学生時代に、出身の宮崎県の県政を変える…と決意し、大学を中退し、知事選へと出馬して、見事に当選を果たし、今現在の東国原知事があるのです。
凄いですね。でも、見習うことはたくさんあります。
政治家になるきっかけとなった事件も、東国原知事は、「法に抵触していない」から、事情聴取に協力しているし、それを通じて自分をドラスティックに変えてしまう…。
実際、「知事の椅子」に就いても、ひっきりなしにテレビの仕事が入ってくるし、一体どうやって時間のやりくりをしているのか…。
その理由もこの著書には書かれているけれど、超人的だなぁ…というのが第一感ですね。
たった5分の空き時間があれば、「勉強できる」と、自信を持ってこの著書の中で述べています。
「あぁ…もっと学生時代に勉強しておけば良かった」
「あぁ…大したことはなにもやっていないなぁ」
なんて、私も、この年齢になって思うことが、多々あります。
けれど、この著書を通じて、「まだまだこれから

確かに、高校3年間は応援団を一生懸命頑張ったし、3年間も良く続けられたなぁ…と思っているので、ここでは悔いはない。大学受験浪人生になる覚悟もできていた。
しかし、「大学受験浪人生」の時期に、「目標」を定めなかった事が、後になって「つけ」となって自分に振りかかった…。
そこから今(今の会社に入社して13年が経って)までの過程には、問題が多々あったなぁ…。
反省するだけでなく、東国原知事の様に、残りの人生で、何か「目標」を定めなくては…。
だって、私は東国原知事が「自分を劇的変えた年齢」より、僅か1年ではあるけれど、若いんだから…。
この著書を通じて、「自分を劇的に変える方法」のヒントを得られた事は、財産だし、それを糧に、残りの人生を歩んで行きたいと思う次第です。
読者のみなさん…今でも遅くはないですよ。