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音楽と船の日記

気象と戦術  天候は勝敗を左右し、歴史を変える

2019年12月14日 | 読書
木元 寛明 「気象と戦術  天候は勝敗を左右し、歴史を変える」読んで



今も昔も、気象は陸海空すべての戦闘において、勝敗を左右する大きなファクターです、
著者はこれまでの戦争で気象がどのような影響を及ぼしたか、
「雨」「積雪と寒冷」「視程」「海象」「気象という名の兵器」「気象と戦場アラカルト」
に分けて解説されています。
まず読んで感じたのは相手の国の地理、気象状態を知らないで
戦術を立てることの愚かさを上層部が分かっていない事があることには驚きました。
また、気象を利用して戦うことの大切を分かりやすく解説されています。
風は体感温度を劇的に下げる内容についてはよくわかりました、
そのことを体感温度図として記載されていて興味深かった。
海戦関連は今までに何度読んでいましたが、
陸戦においての湾岸戦争でのアメリカとソ連の戦車における戦いで、
可視光線視察装置、赤外線視察装置に差があり、このことが勝敗を分けたことは知りませんでした。
このことは気象にはあまり関係ないことですが、戦車関連記事は読んでいないので参考になりました。
現在では気象が兵士、兵器、戦術などにどのよう影響を与えるか図に表わしていて、分かりやすかった。

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