MUSIC&SHIPS

音楽と船の日記

レッキング・クルーのいい仕事 ロック・アンド・ロール黄金時代を支えた職人たち

2024年05月19日 | 読書

映画「レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち」観ましたが、

スッキリとしなかったので、原作を読みました。

原作は2012年、映画は2016年公開です。

やはり原作が一番分かりやすかった。

やはり彼らは基礎がしっかりしているのとジャズ畑であることが、

プロデューサーの要求にこたえることができ、

自らもプロデュースできることが

時代の要求にこたえることができたのではないかと思いました。

音楽の良し悪しはプロデュースにかかっていることは明白であります。

彼らは演奏することが第一であり、それによりビジネスとして稼げるのでありますが、

時代とともに彼らの役目は変わっていきます。

しかし、彼らが作った音楽はオールディーズとして時代を経ても、

不変であり、何時もでも受け継がれていくとも思います。

その中で、キャロル・ケイについては知りませんでした、

本を読んで彼女の事を調べましたが、この時代に女性として、ミュージシャンとして活躍されたことのすごさが分かりました。

 

後はフランク・シナトラ「夜のストレンジャー(Strangers in the Night)」について、

この曲は映画「ダイヤモンド作戦」で挿入曲としてベルト・ケンプフェルト作曲しましたが、

それほどヒット作品でもなく、冒頭とエンディングで流れていました。

本の中では、マレー・ウルフがプロデューサーをジミー・ボウエンに依頼したとのことで、

ジミー・ボウエンがこの曲を知っていて、作詞をチャールズ・シングルトン、エディー・スナイダーに依頼したとの記載がありました。

ジミー・ボウエンはこの映画を見たのでしょうか、見ていて構想が浮かんだとすれば、

やはり素晴らしい才能ですね。

 


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