世界の艦船2022年5月号で「たいげい」就役!潜水艦22隻体制完成の特集でしたが、
「たいげい」についての内容は乏しく22隻体制完成に重点が置かれていました。
今回は艦内写真も掲載されていて、前回より具体的に書かれています。
しかし、潜水艦に着いては機密事項が多くてある程度推測に基づく内容となっていす。
その中で、小林氏の「たいげい」取材記 最新SSの特徴とメカニズムについては分かりやすく解説されています。
・非耐圧隔壁の採用による移動が楽になった。
・非貫通型潜望鏡により発令室のレイアウトが大幅に改善されて自由度が上がった。
・操舵装置はジョイステックとゲーム機コントローラー式となっているが、コンソールでの針路、深度とも可能。
・潜望鏡は三菱重工・ニコン製の非貫通型が2本、全周の画像撮影は3秒以内で可能?
・ソナーはZQQ-8となり、探知能力、方位分解能も「そうりゅう」型よりも大幅に向上しており、
2021年に起こった貨物船との衝突事故のような事は回避可能。
・戦術状況表示装置は電子海図に各種情報を重層表示が可能なった。
・18式魚雷については情報が開示されていないので、推測によるものであるが、
「低周波センサと高周波センサを組み合わせた画像ホーミング式」である。
これについては井上氏が搭載兵装でも解説されています。
ということで、「たいげい」の性能は今までの潜水艦よりも大幅に向上されており、
今後の運用において性能確認が出来ることにより、現在での運用事態についても見直しがされると思います。
そして野木氏の「核動力と通常動力 潜水艦推進システムの優劣を比較する」での
「国家戦略から論ずるべき」の解説については賛同します。
現在の状況とこれからの状況を考えてみれば、
海上自衛隊の潜水艦部隊における任務にどのような潜水艦が必要であり、
最低何隻必要であるか検討する必要があると思います。
「出典:海上自衛隊ホームページ」
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