梅雨の午後 僅かな晴れ間の
そのすきに
夢だとわからず
そこに在るものたちに 手を伸ばし 身体を預けた
けれど どうしても
触れることができず 手は折れ 身体は傾き
心はしくしくとしたのだけれど
他に場所はなく わたしはそこに居続けた
居たのはどれくらいなのか
永くなのか 一瞬なのか
時は計れない 夢なので
それが夢だと
知ったのは
随分あとになってからだった
そのすきに
夢だとわからず
そこに在るものたちに 手を伸ばし 身体を預けた
けれど どうしても
触れることができず 手は折れ 身体は傾き
心はしくしくとしたのだけれど
他に場所はなく わたしはそこに居続けた
居たのはどれくらいなのか
永くなのか 一瞬なのか
時は計れない 夢なので
それが夢だと
知ったのは
随分あとになってからだった