2003年から2006年までカタログに掲載されていたFXデコーダー搭載のデジタル機です。
ドイツのお店にデッドストックとなっていたものを2009年に購入しました。いつかはサウンドデコーダーを搭載しようと思っていたものの,汎用サウンドしか用意されていないメルクリンのデコーダーを搭載する気にはならず,しばらくサウンドレスで走らせていました。
時が流れて2022年,メルクリンのサイトでBR38のサウンドデータが公開されているのを発見し,サンプルを聞いたときに汽笛の音色が良くなっていたので,ようやく重い腰を上げました。
なお,執筆時のメルクリンのサイトではBR38の音源データ(モーター制御を含む)は配布されておらず,「mDecoderTool3」という名のアプリで直接データをダウンロードする方式に変更されています。
サウンド化のためにmSD3デコーダー(60975)を取り付けますが,オリジナルのデコーダーは基盤と一体化していますので丸ごと一式取り換えます。
オリジナルの基盤に接続されていたコードを外し,交換キットのアダプターにコードの色を確認しつつ慎重に移設します。
交換作業で工夫が必要なのがライトの取付です。オリジナルは丸ピンICソケットが基盤に組み込まれていましたが,交換キットには電球用のソケットがありませんので「丸ピンICソケット(メス)」を別途用意しました。位置の調整を容易にするため,ニトムズの「はがせる両面テープ強力接着用」で取り付けてあります。スピーカーも同じ両面テープで止めました。
ちなみに,この両面テープは若干の厚みと弾力がありますので取付面に多少の凹凸があっても固定できますので,私のお気に入りの一つです。
デコーダーの走行用データをインストールする際に注意すべき点が1つあります。
この37030はコアレスモーターを採用しているため設定を変更します(出典:HGH-Moba)。
mDecoderTool3の設定画面です。レンチマークをクリックします。
Motor(モーター)のタブをクリック,Motortyp(モーターのタイプ)のプルダウン・メニューから「4 Glockenanker-Motors(コアレスモーター)」を選択します。
深い音色の汽笛の音を聞きつつ今宵も更け行く
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