動力車の車輪のクリーニングは車輪が自由に回転しないため手間がかかりますが,それ故便利な商品が存在するものでして,今回は,それを3線式に対応させました
一般的には,クリーニング液をしみ込ませたキムワイプやキッチンペーパーをレールに被せて,その上に機関車を乗せる方法がありますが,これだとトラクションタイヤのゴムの劣化が進みます。ゴム車輪を長持ちさせるためには,やはりメンテナンス・スタンドに機関車を裏返して乗せた状態で車輪を回転させながら磨くのが良い方法ですが結構手間がかかります
ネットで色々と探しているうちに津川洋行が販売しているホイールクリーナーがあることを知り,これを採用することにしました。ホイルクリーナー「ソフト君HO」を選んだ理由は2つです。1つ目は,除染効果のある「通電布」を用いることにより「トラクションタイヤにも使用可能」であることと,2つ目は,左右の線路の間の部分に余分な突起物がなく「センターレールを設置できる構造となっている」ことでした。また,通電布自体に除染効果があるおかげでクリーニング液も不要です
製品自体は,当然のことながら2線式となっておりますので,センターレールに銅箔テープを用い,このテープに給電用の配線を直接ハンダ付けしてあります。
津川洋行のホイールクリーナーはワニ口クリップを線路に挟んで給電する仕組みになっています。このやり方ですとセンターレールの小さな突起に挟むのは難しいので,当鉄道標準仕様のネジ端子アダプタを通してコマンダーから直接給電しております。
コマンダー側のネジ端子から延びる配線の先にプリント基板に銅板を貼り付けてコンタクト端子を作りました。
接続については,3線式と2線式のそれぞれの原理に合わせた単純な方法で,間違え防止に銅板の大きさを変えてあります
3線式のグランド側は左右の線路に通じているワニ口クリップを大きい銅板に2つ挟み,センターレールはそれに通じているワニ口クリップを小さい銅板に挟みます。
2線式の場合は左右の線路に通じているワニ口クリップを赤は赤,黒は黒それぞれに挟みます。
通電布はメンテナンス用品として別途購入できるので,この在庫が尽きない限り一生物ホイールクリーナーです
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