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ハツユキカズラの近接撮影(マイクロニッコールの歴史と被写界深度)

2023-09-06 21:43:15 | 

ハツユキカズラの葉がピンクから白に変わり、徐々に緑となる様子を近接撮影しました。

近接撮影はスマホなどが得意とするところです。しかし深い被写界深度を要するため、フルサイズミラーレスが一番苦手とするものです。

近接撮影なのでマイクロニッコールを第一優先で試用しました。歴史を振り返ると、一眼レフの特性を生かしたマイクロニッコールは、ニコンF用に昭和36年に供給されました。そもそもの用途は文書のマイクロ複写であり、被写界深度が求められないレンズでした。

マイクロニッコールは現在はZ用レンズとして供給されていますが、手元の一代前のF用マイクロニッコール(MC)60mmf/2.8での撮影です。

(1)と(2)はZ7+MC60mmでiso3200、f/40の最小絞りでの撮影です。f/11以上に絞り込むと回折現象で小絞りボケが生じるので避けるべきとされていますが、今回は本来MCレンズに求められない被写界深度を確認するために、最小絞りで撮影しました。

(3)と(4)は望遠レンズで得られる被写界深度を利用した撮影です。Z6+24-200mmの最望遠200mm側での撮影です。感度に余裕があるためiso 6400、f/36の最小絞りでの撮影です。このレンズは近接撮影が苦手なレンズなので、(3)(4)ともに撮影したのち4×6を8×10にトリミングしています。

近接撮影なので流石にMC60mmに軍配が上がるように思えますが、24-200mmも健闘していると思えます。

(1)Z7+MC60mm、iso3200、f/40、1/160秒

(2)Z7+MC60mm、iso3200、f/40。1/200秒

(3)Z6+24-200mm、iso6400、f/36、1/500秒

(4)Z6+24-200mm、iso6400、f/36、1/320秒

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