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銀河鉄道の原点「花巻電鉄」をデジタル画像で復活する 花巻電鉄鉛線廃止の日

2023-11-30 09:22:01 | 鉄道
今回デジタル画像で復活したのは昭和40年代に廃止された花巻電鉄の白黒ネガフィルムです。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は「岩手軽便鉄道」の軽便蒸気機関車がモデルとの説があります。
しかし賢治は「銀河鉄道」は「アルコールか電気」で走ると記載しており、現時点では銀河鉄道のモデルは花巻電気軌道(当時)であるとの説が有力です。
2019年12月7日の「ブラタモリ」でも以下のとおりとされています。
「宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』の銀河鉄道の乗り物は、煙を吐き出す石炭で走る蒸気機関車の汽車(SL)ではなく、花巻市内を走行していた電気で走る電車(花巻電車)である。」
つまり「ブラタモリ」では「銀河鉄道のモデルは電車」であるとしたようです。
また「「銀河鉄道」−その動力源はなにか−」とする「家井美千子」氏の論文(岩手大学リポジトリ)では、賢治の当時の経験から銀河鉄道は電気が動力源であるとしています。

なおこの車両は「馬面電車(うまづらでんしゃ)」とよばれる幅が狭い特異な車両です。現在でも鉄道模型では人気の車種です。
ネガフィルムデジタイズはD850+MC60で行っています。
この機能はニコンのD850とD780にのみ搭載されているようです。
50年前の日本の農村風景が伝わります。


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朝日とヒヨドリ 1/32000秒電子シャッタ

2023-11-27 21:13:33 | 写真
朝日とヒヨドリです。
令和5年11月27日午前6時44分の撮影です。
PF800mmでトリミングをしています。
設定はiso32、f/16、1/32000秒です。
この機材はメカシャッタレス構造の電子シャッタで、1/32000秒の高速シャッタが可能です。
高速シャッタはローリング歪みが防止できるだけでなく高輝度の被写体にも有効なようです。
PINポイントターゲットで約130m先のヒヨドリと八重桜に合焦しました。
背景で日の出直後の太陽がボケます。
送電線の地中化はまだ先です。



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メジロの飛翔 ミラーレスカメラの逆光耐性

2023-11-26 19:21:49 | 野鳥
逆光の中、メジロが飛翔するところを撮影しました。
11月24日午前の撮影です。
レンズ鏡筒内に太陽光が入り込みフレア(ハレーション)が発生します。
これを防止するためにレンズコーティングと鏡筒内反射防止対策が施されます。
加えてデジタル一眼レフカメラではミラーボックス内反射が発生しました。
撮影時にミラーを跳ね上げる構造や、跳ね上げたミラー裏面、そして距離計などが存在するため入念に反射防止対策が施されました。
このミラーボックスが存在しないミラーレスカメラは小型軽量化に寄与するだけでなく逆光時の撮影で好結果をもたらすことになるようです。
以下の撮影は午前8時台の太陽が低い状況で太陽方向のメジロを撮影したものです。

(1)メジロの羽根が太陽を透過します。
iso2000、PF800mm+トリミングのため画面が荒れます。
少々過酷な撮影条件です。


(2)以下メジロが飛翔する瞬間の画像です。
ご参考用です。




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丸の内夕暮風景 東京駅の夕暮れ

2023-11-26 16:34:43 | 写真
丸の内夕暮風景です。
いつもは通過や乗換ばかりの東京駅です
余裕時間があるので半年ぶりに丸の内側に降り立ちました。
しかしあまりの雑踏に驚愕しました。
休日に勤労者の姿はなくインバウンドか商業目的のカメラマンだけです。
自然と雑踏を避けた建物の撮影になります。
11月25日の雲量が多い夕暮れは独特の空模様になりました。
(11/25:誤変換を修正し表題を変更しました。)

(1)左「旧丸ビル」右「新丸ビル」です。
というのは過去の話で、左は平成14年竣工の地上37階の「丸の内ビルディング」と右は平成19年竣工の地上38階の「新丸の内ビルディング」です。
「旧丸ビル」は「丸ノ内ビルヂング」として大正12年に竣工し、直後に発生した関東大震災で被災し、復旧・補強工事に一年近くを要したとのこと。
親族の勤務先本社があった「旧丸ビル」は馴染みが深いものの、西洋式開放形トイレには馴染めませんでした。
夕暮れの空に露出を合わせるので両ビルディングは真っ黒です。
ダイナミックレンジが広いZ6で撮影したので真っ黒なビル部分の階調を回復してみました。
簡易補正で夕刻の空をそのままとしたのでトーンカーブが歪み中間調部分が反転します。
不自然さは簡易補正の限界です。
ネガともポジとも言えない画像になりました。



(2)東京駅です。
雑踏で東京駅の撮影が難しく、八重洲側のビルに反射する夕暮れ空を撮影します。
左から東京ミッドタウン、グラン東京サウスタワーとホテルです。
右の2棟はかつては国鉄用地でした。
八重洲側東京駅のすぐ南には「国労会館」がありました。
国鉄の分割民営化は昭和62年です。
その狙いは昭和40年以降の巨額な累積赤字の元となった貨物輸送部門の切り離しと、総評の中核だった国労の解体にあったと言われます。
(中曽根元首相のNHK特集での発言による。)
撮影後無調整画像です。



(3)丸の内仲通りです。
雑踏の理由が少し分かりました。
丸の内仲通りのイルミネーションがはじまっていました。
オフィス時代の丸の内仲通りの休日は(休日出勤者を除き)無人でした。
短期間ですが勤務したことがある丸の内の激変には驚愕しかありません。
重工爆破事件の現場ですが、虹事件、文世光事件などの一連の事件も歴史の彼方になりました。
撮影後暗部を少し持ち上げてコントラストを少しあげました。
夕刻なのでイルミネーションの輝きはまだ地味です。



(4)馬場先壕から皇居外苑を望む。
左手奥が馬場先門です。
皇居外苑の植栽がシルエットとなり馬場先壕に微かに映えます。
以下撮影後無調整画像です。



(5)東京海上ビル解体中。
昭和49年3月に竣工した高層ビルが解体されます。
当時の丸の内は、昭和39年前建築基準法の規制により31mの建築制限があり、高さ31mのビルが整然と立ち並ぶのが見所でした。
この高さを超える最初のビルが「東京海上ビル」で煉瓦色の外観と併せて丸の内では異彩を放つビルでした。
就職人気一番でも知られ解禁日に就職希望者がビルを取り囲む光景は風物でした。
そのビルが解体されるのは同世代には一つの事件です。



(6)和田倉門と和田倉橋です。
不思議と観光客が少なくなります。
枝垂れ柳(シダレヤナギ)もシルエットと化します。



(7)神田一橋です。
今日の目的地です。
大手町から都営線一駅の神保町から徒歩数分です。




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国分川遊水池のカワウとカワセミ カワウのコバルトブルーの虹彩

2023-11-24 13:14:22 | 野鳥
市川市北部国分川遊水池での撮影です。
11月21日夕刻は強風がやみ撮影日和となりました。
今年の遊水池は水位が低くガン・カモは姿をみせません。
久しぶりの散策でしたが成果はあまりありませんでした。

(1)カワウのコバルトブルーの虹彩
カワウの虹彩がコバルトブルーである理由は諸説あります。
水中の視認性を高めるためという説が有力です。
そのカワウが小魚を捕って目の前に浮上しました。
こちらを気にする様子はまったくありません。
ずぶ濡れで姿は水中のままの流線型です。
コバルトブルーの虹彩が鮮やかです。


(2)カワウは尾脂腺が発達しておらず水に浮くのは苦手です。
そのかわり水中を高速で泳ぎ小魚を捕まえることができます。
小魚の捕食後は濡れた羽根を乾かす必要があります。
天日干しの前にブルッと水を飛ばすのはイヌと良くにています。
頭と視線を固定したまま水を飛ばすのも共通です。
視線を固定した虹彩のコバルトブルーが目立ちます。


(3)春木川側のカワセミは少なくとも三羽みかけました。
国分川側のカワセミは工事のためか見当たりませんでした。
春木川側の最初の一羽です。
食事が終わったのか落ち着いておりダイブする様子がありません。


(4)二羽目のカワセミはダイブを繰り返していました。
小魚を狙う様子が真剣すぎます。
しかし見ている限り成果はありませんでした。


(5)三羽目のカワセミは遠方でこちらを気にしているようです。
カワセミの正面画像は写真では見ますが撮影したのは初めてです。
正面姿はかなり滑稽です。


(6)この日はキセキレイの姿を確認できました。
臆病なキセキレイは視界不良の暗部にいることが多く確認が難しいと感じます。
この日も撮影後に拡大してキセキレイと確認できました。


(7)モズの縄張りは厳格です。
広大な遊水池ですが複数のモズを見ることは決してありません。
撮影途中にちらりとこちらを眺めました。


(8)嘴の黄な小雀です。
江戸時代の浄瑠璃・傾城反魂香では
「嘴の黄な小雀が家老並に列なる」
と経験の浅いものが権力をふるう様を表現したようです。
経験が浅いものを「くちばしがきいろい」と表現するのはここからはじまったとのこと。



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