つい最近気がついたことがあります。知識としてとっくに知っていたよという方、つまらないかもしれませんが、へえーと思ってくれる方もいるかなと思い書いてみます。一人の人格としての生命のはじまりを受精の瞬間と考える方もいると思いますが、卵子というのは、その段階での肉体のかなりの割合を占めていると思えるので、では卵子ができたのはいつからと考えていきました。女の赤ちゃんが生まれたときすでに、相当数の卵子のもととなるものが赤ちゃんの卵巣の中にあるらしい。その個数は増えることはなく、赤ちゃんが成長すると毎月通常1個づつ排卵していくものと聞いている。卵子ができた瞬間を考えると、その赤ちゃんがお母さんのお腹の中で胎児でいるときに、妊娠何ヶ月目かで男女の性が決まり、子宮や卵巣などの器官が作られる頃に卵子も作られるのだろう。具体的に言えば、卵子から見るとまだおばあちゃんのお腹にいる胎児としてのお母さんのお腹の中で、卵子が誕生することになる。するとどの人も自分の体のもととなる卵子は、相当昔に作られたことになる。これを読んでいる方、お母さんが生まれる数ヶ月前というと、何年前のことになりますか。相当昔から自分の一部が生きていたことに驚きませんか。それから、兄弟がいる方、その時点で見ると歳の離れた兄弟であっても、誕生日って思ったより離れていなかったような。それから、たとえ短い期間であったにしても、誰でもしばらくはおばあちゃんの体の中で過ごした時間があったとは。あなたの人格はまだ形成されていなかったとしても、そのときあなたの一部はすでに、この世に存在していたことになりませんか。まだ脳が形成されていなかったので、おばあちゃんのお腹の中に、胎児として成長している状態だったお母さんのお腹の中の記憶がよみがえってくることはないかもしれませんが、胎教などで、胎児としては外の世界をいくらかは体験しているあなた。卵子としては、もっと昔のことも色々と実際に体験しているかもしれません。
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